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【最新全米ヒットチャート】(2012/11/3) Part 2


11/3付。今週の全米シングルチャートから。




なんとなんと今週も第1位はマルーン5「One More Night」です。6週連続第1位!Psyは5週連続第2位!
今週の「One More Night」はエアプレイでは3週連続1位、オンデマンドは3位から2位、デジタルは4位から
5位でした。マルーン5も来年2/13オハイオ州コロンバスを皮切りに4/6イリノイ州ローズモントまでの
31日間のコンサート・スケジュールが発表されています。オープニング・アクトはネオン・トゥリーズとアウル・シティ!


 

さてサイの「Gangnam Style」(「江南(カンナム)スタイル」)ですが、エアプレイが12位変わらず、
オンデマンドは3週連続1位、デジタルがセールスはダウンしましたが順位は2位から1位にアップしました。
究極の2位どまりになるのか。それとも坂本九以来49年ぶりのアジア・アーティストでの1位があるのか?
そして当店の年間チャート予想クイズではTOP10予想の他にこのサイの「Gangnam Style」の年間順位の
予想も加えることにしました。近々応募概要を発表します。




シングルでもテイラー・スウィフトは大活躍で、アルバム『Red』からのファースト・シングル「We Are Never
Ever Getting Back Together」は5位から4位にアップしました。すでに3週間の1位を記録していますが、
カントリー・ソングス・チャートでは今週までで3週連続第1位です。カントリー・ソングス・チャートでは
カントリー・ステーションでかからないとチャートには入れないようで、「Red」(HOT100=77位、
カントリー=16位)、「Begin Again」(HOT100=78位、カントリー=17位)は入っているのですが、
「I Knew You Were Trouble」(HOT100=23位)と今週HOT100で13位に初登場した
「State Of Grace」はチャートインしていません。





その他の曲では、リアーナ「Diamonds」が11位から8位へアップ。通算23曲目のTOP10ヒットとなり、
ローリング・ストーンズ、ホイットニー・ヒューストンと並んで歴代9位タイとなりました。
以下がHOT100チャートにおけるTOP10曲数歴代アーティストですが、この中でそれぞれ1位を
何曲獲っているか、その確率を調べるとそのTOP3は、1位がマライア・キャリー(1位=18)で67%、
2位がビートルズ(20)で59%。リアーナはこれまでの22曲中11曲が1位なので50%。これもすごい記録です。

1位 38 マドンナ
2位 34 ビートルズ
3位 28 マイケル・ジャクソン
3位 28 スティーヴィー・ワンダー
5位 27 マライア・キャリー
5位 27 ジャネット・ジャクソン
5位 27 エルトン・ジョン
8位 25 エルヴィス・プレスリー(TOP100時代は除く)
9位 23 ローリング・ストーンズ
9位 23 ホイットニー・ヒューストン
9位 23 リアーナ


これでいくとリアーナの歴代単独3位も2年後には実現してそう。




ところで「Call Me Maybe」が、巷の一部ではHOT100年間チャートで2位とか3位とかに予想されている
カーリー・レイ・ジェプセンですが、このほど“Billboard Women In Music”で“2012 Rising Star”に
選ばれました。このイベントは音楽に関するいろいろな部門で今年活躍した女性を表彰するもので11/30に
ニュー・ヨークの CAPITOLE で行われます。イベントは今年で7回目ですがこの賞は2008年に設立され、
その年はコルビー・キャレイ、2009年がレディ・ガガ、2010年ジャズミン・サリヴァン、2011年は
ニッキー・ミナージュが受賞しました。また、大賞となる“Woman Of The Year”にはすでにケイティ・ペリーが
決まっています。


ビルボードのオールタイム集計にならった集計方法で当店集計の70年代全米TOP10ヒット予想クイズに
たくさんのご応募ありがとうございました。1週間以内に
こちらのページで当選発表を行います。

次は2012年ビルボードHOT100年間チャート予想クイズ!!

【最新全米ヒットチャート】(2012/11/3) Part 1


11/3付。今週の全米アルバムチャートから。





今週はTOP10内に5枚が初登場。

まず第1位が予想通りジェイソン・アルディーン、ポップ・チャートでは初のNo.1となった『Night Train』です。
409,000枚売れました。今年のファースト・ウィーク・セールスとしては先週まで3週連続1位で今週は2位の
マムフォード&サンズ『Babel』の第1週目のセールス、60万枚に次いで2番目でした。

が、すでに速報でテイラー・スウィフトの『Red』が1週間で100万枚以上売ったというニュースが
入ってきましたので、3番目と言っておきましょう。テイラーの話は後ほどじっくりと。ジェイソン・アルディーンは
カントリーでは『Relentless』(2007年1位1週)、『My Kinda Party』(2011年12週)に
続いて3枚目のNo.1アルバムとなりました。すでに「Take A Little Ride」はカントリー・ソングス・
チャートでは2週間1位(HOT100では最高位12位)を記録しています。




続いて3位に初登場したのが、ブランディの『Two Eleven』。ポップでTOP10に入ったのは
2004年の『Afrodisiac』(最高位3位)以来実に8年ぶり。R&Bでは1位になっているのですが、
R&Bでの1位は『Full Moon』(2002年)以来10年ぶりでした。こちらもファースト・カットの
「Put It Down」(Featuring Chris Brown)はR&B・ヒップホップ・ソングス・チャートで最高位3位
(HOT100では65位上昇中)のヒットを記録しています。




そして第4位はカントリーでは初登場2位のスコッティ・マクリーリーのクリスマス・アルバム
『Christmas With Scotty McCreery』が初登場です。昨年の『アメリカン・アイドル』の優勝者。
デビュー・アルバムに続いてTOP10入りです。

第5位はジェイミー・ジョンソンの『Living For A Song: A Tribute To Hank Cochran』が入りました。
アラバマ州エンタープライズ生まれ。今年37歳のカントリー・シンガーです。2010年の『The Guitar Song』に
続いて2枚目のTOP10入りとなりました。カントリー・アーティストはヒットまで時間がかかるんです。





そしてもう1枚、10位に初登場したのが、アメリカのカートゥーン・ネットワーク“Adult Swim”で
放送中の『Metalocalypse』の中の5人組ロック・バンド、デスクロックによる『Metalocalypse: Dethalbum
III』です。このシリーズのアルバムは、2007年の『The Dethalbum』が最高位21位、
2009年の『Metalocalypse: Dethalbum II』は最高位15位でした。


今週はアデルの『21』が15位から9位へあがって6週間ぶりにTOP10に帰ってきました。
これでTOP10=80週目です。TOP10週数では84週で歴代2位のブルース・スプリングスティーン
『Born In The U.S.A.』まであと4週。これから年間チャートや賞の季節でこのアルバムやアデルが
再び注目を集めるとともに、このアルバムのセールスもまた増えてTOP10週数も増えていくのでしょうね。
2年連続ビルボード・アルバム年間1位、2年連続TOPアーティストはほぼ間違いないでしょう。




ところでクリスマス・アルバム『Merry Christmas Baby』を10/30に発売(チャートインは11/17付)
したロッド・スチュワートですが、久しぶりのオリジナル・ソングによるロック・アルバムを発売するようです。
すでに録音は終了しているとのこと。これまで『The Greatest American Songbook』シリーズを2002年から
2010年までに5枚発売してすべてTOP5(1枚はNo.1)入りを果たし、ロックのカバー・アルバム
『Still The Same...Greats Rock Classics Of Out Time』(2006年)は通算4枚目のNo.1を獲得。
2009年のR&Bアーティストのヒット曲をカバーした『Soulbook』も第4位とオリジナル・アルバムは
7枚連続でTOP5入りを果たしています。そして来年春に久しぶりのカバーではないアルバムです。
これは2001年の『Human』以来。1945年1月10日生まれ。67歳&8人の子供のおとうさん、がんばってます。


もう一人、69歳のニュー・ヨーク出身のアーティストは来年1月から久しぶりのブロード・ウェイで
コンサートを開きます。バリー・マニロウ。『Manilow On Broadway』と題されたコンサートはセント・
ジェームス・シアターで17回行われる予定です。76年、89年と来年で3回目のブロードウェイ・コンサート。
バリー・マニロウもロッド・スチュワート同様カバー・アルバムを発売(2006年から2010年まで5枚)して
No.1=1枚を含む4枚がTOP5入りと、こちらもロッド同様今でも根強いファンが多いんです。シングルでは
73年から88年までHOT100に入った28曲中25曲がTOP40入りという輝かしい記録を残しています。




お待たせしました。テイラー・スウィフト『Red』のお話。10/23に発売して10/28までの集計で
121万枚を売ったとのことです。週間セールスで100万枚を超えた18枚目のアルバムです。
ファースト・ウィーク・セールスとしては2002年のエミネム『The Eminem Show』の132万枚以来の
セールスとなりました。また1991年に集計方法がサウンドスキャンに代わってからの記録で、週間セールスで
100万枚以上を記録したアルバムを2枚(3枚はいまだになし)持っている4組目のアーティストとなりました。

バックストリート・ボーイズ: Millennium (1999)、Black & Blue (2000)
イン・シンク: No String Attached (2000)、Celebrity (2001)
エミネム: The Marshall Mathers LP (2000)、The Eminem Show (2002)
テイラー・スウィフト: Speak Now (2010)、Red (2012)

女性アーティストとしてもレディ・ガガの『Born This Way』が記録したファースト・ウィーク・セールス記録の
110万8000枚を抜きました。この時はまだ3ドル49セント以下で売ってもセールス枚数にカウントされて
いましたので、『Born This Way』は2日間の99セントセールスが効いて100万を超えるセールスになっていました。
その記録も今回破ったわけです。アデル『21』の昨年12月からのセールスの500万枚には及ばないものの、
2012年年間アルバム・チャート第2位は確実でしょう。『Speak Now』の時はアルバム発売後大規模なツアーを
行いました。今年3月のオーストラリアまで110公演で160万人を動員し、1億2370万ドルの興行成績でした。
今回も北米ツアーが決まっています。来年の3/13ネブラスカ州オマハから9/21テネシー州ナッシュヴィルの
3日連続公演まで合計58公演が決まっています。今後追加公演やワールド・ツアーのスケジュールも決まるでしょう。
また日本にも来るかも!