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一年前。
いまよりもうちょっとだけ怖いものを知らなかったぼくは、すごい楽しかった。
いまは繋がりが全くないひとと仲が良くて、考え方もまだ幼くそのかわりに明るかったと思う。
テスト前なのにくだらないメールをしていたことを思い出してめざめた朝、悲しかった。
楽しかったあの日を思い出すと、いまからのことが不安になる。
これはもう本当にどう しようもないことで、多分カコに行ってやり直しても最後は絶対、こうなる。
ある小説でこういうイッセツがあった。
-お堀端を歩きながら、おれは自分のことを不憫に思った。おれなんかいなくたって誰ひとり困らない。ひょっとしたら、おれはこの世にいなくてもいい人間なのかもしれない。そんなふうに思って急に泣き出したくなったんだよ。
でも、いまはそうは思わない。あれは、おれがやるべき仕事だったんだし、あの山羊ももおれの企画が通るのを待っていたんだ。山田さんもそういってた「この山羊は、この仕事をずっと待ち続けていたんだ」ってね。その時はバカな言い草だと思ったけれど、いまはそうだったのかもしれないという気がしている。あの会社に入って、あの企画を通していなかったらおれは耀子さんと知り合うこともなかっただろうし、あの本も書けなかっただろう。そうした一つひとつのこと全部に意味があったんだよ。深い深い意味が。それなのに、おれは時々、そんなふうに感じたことを忘れてしまうんだ。
ぼくには深い深い意味、あるんでしょうか。いま起こっていることの。
いまよりもうちょっとだけ怖いものを知らなかったぼくは、すごい楽しかった。
いまは繋がりが全くないひとと仲が良くて、考え方もまだ幼くそのかわりに明るかったと思う。
テスト前なのにくだらないメールをしていたことを思い出してめざめた朝、悲しかった。
楽しかったあの日を思い出すと、いまからのことが不安になる。
これはもう本当にどう しようもないことで、多分カコに行ってやり直しても最後は絶対、こうなる。
ある小説でこういうイッセツがあった。
-お堀端を歩きながら、おれは自分のことを不憫に思った。おれなんかいなくたって誰ひとり困らない。ひょっとしたら、おれはこの世にいなくてもいい人間なのかもしれない。そんなふうに思って急に泣き出したくなったんだよ。
でも、いまはそうは思わない。あれは、おれがやるべき仕事だったんだし、あの山羊ももおれの企画が通るのを待っていたんだ。山田さんもそういってた「この山羊は、この仕事をずっと待ち続けていたんだ」ってね。その時はバカな言い草だと思ったけれど、いまはそうだったのかもしれないという気がしている。あの会社に入って、あの企画を通していなかったらおれは耀子さんと知り合うこともなかっただろうし、あの本も書けなかっただろう。そうした一つひとつのこと全部に意味があったんだよ。深い深い意味が。それなのに、おれは時々、そんなふうに感じたことを忘れてしまうんだ。
ぼくには深い深い意味、あるんでしょうか。いま起こっていることの。
帰り、雨が降っていた。
定期を忘れたから学校からチャリで帰った。
自転車を漕いでると雨粒が顔にあたって泣いてるみたいだった。
ユナをみると憂鬱になる。
これ言うの何回目だろ。
あと一年半学校に通うと思うと逃げ出したくなる。
いつか書いたように神戸に逃げ出したい。
定期を忘れたから学校からチャリで帰った。
自転車を漕いでると雨粒が顔にあたって泣いてるみたいだった。
ユナをみると憂鬱になる。
これ言うの何回目だろ。
あと一年半学校に通うと思うと逃げ出したくなる。
いつか書いたように神戸に逃げ出したい。