誕生日プリン🍮は、ラビット人気ランキング１位のとろ生カスタードプリンアメトピに載せて頂いた記事です。
彼女が、雨音で目を覚ましたのは、明け方5時前だった。今日で、3日、朝のウォーキングができない…。
そんな最悪な気持ちから始まった54回目の誕生日だ。
スマホを除いてみると、そこには、単身赴任している夫なる人物からの、おめでとう🎊LINEが、届いていた。
しかし、そのLINEは、さらに彼女を憂鬱にする。
5年前より、未だ先が見えない息子を思い出し、
その息子の不満を、夫なる人物へと返信してみた。
しかし、夫なる人物は、彼女の気持ちを汲み取るどころか、逆撫でするような返事ばかり。
彼女の父の死から14年が過ぎたが、全く、進歩無しの夫なる人物に、彼女は、いい加減うんざりしている。単身赴任先は、日本から遥か彼方なので、めったに会うことも無い。息子のことは、心配だが、夫なる人物は、どうにかなるであろう。
そんな人物から、形式ばかりのおめでとうは、いらないのである。
1日の始まり、54歳の始まりは、心の中も雨である。
3匹の猫達に、ご飯を用意し、猫トイレの掃除。
猫達の世話があるからこそ、布団から起きることができる生活。かれこれ5年目になったのである。
朝風呂に入り、朝ご飯を食べて、今日も仕事である。
身内に恵まれていないが、他人様には、恵まれている彼女である。
T君、Yちゃんとの54歳は、スタートした。
ニャンコにも、恵まれてるにゃ‼️