1975年の3月に、母は子宮筋腫の手術の為入院した。私が、小学校2年の春休みだった。
祖母が来てくれ、ご飯を作ってくれたのは覚えている。この時、初めてイシイのハンバーグを食べたのも忘れていない。
この入院は、無事に退院で良かったのだが、
後から、それは1977年10月、私は小学校4年生だった。小さい時から、漫画好き…。当時の愛読書は、なかよし。キャンディキャンディ全盛期だったと思う。
10月某日、学校から帰り、あれは夕飯時の7時頃…
出かけていた父が、玄関を開けようとした。
が、開かない。
母が、鍵をかけていた。
建て付けの悪い引き戸の合わせ部分に、釘を刺し込んだだけだったのを覚えている。
『ただいま、開けてくれ。』父
玄関を開けようとした私を、母は止めた。
『あれは、きつね🦊だから開けるんじゃない』
きつね…
小学4年生は、どうして良いか判断できない…
とりあえず、母が玄関を開けるのを待つしかなかった。
少しして、家に入ることができた父は、母の実家に電話☎️した。
母の様子がおかしいので、すぐに来てくれと頼んだらしかった。
つづく