これは個人的な考えであり、推測に過ぎません。 自分の考えを整理するつもりでここに書きました。
もし、不愉快な思いをされる方がいらっしゃるのならば、申し訳ありません。
増田氏は THE WIZ の主役に選出され、目標に向かって全力投球している様は、とても生き生きしてて嬉しい。と同時に、これだけのめり込んでいるのはなぜだろうと、ふと思った。
増田氏が言っている「命をかけて」の意味、その原動力はなんだろう。
「殻を破りたい」と思ったきっかけは何なのか。
批判覚悟で東京ドーム出演辞退を選択した想いの強さは、どこから来るのか。
・「歌うことや演技をすることが好き」
・亜門氏の内面から引き出して導いてくれる演出と的確な指摘、一緒に仕事したい
・大きな舞台、キャリアアップ
これだけの理由ではないような気がする。なにか自分の価値観が変わるほどの、何かをつかんだからではないだろうか。
~7月9日(月)bayfm on8 ラジオ出演時のコメント~
「昔はやっぱり音程とか気にしてたし、うまく歌おうって気持ちも、やっぱり正直あったんだけど、最近はオーディションでHOMEって言う曲を歌わせてもらった時に、気持ちで歌えば、人って泣かせることってできるんだなって気づいたのね、最近。だから、音程とか、どうこうじゃなくて、ちゃんと心から歌詞を読んで、ちゃんと歌わなければいけないんだなってか、歌って難しいんだなと思うんですけど・・・・」
歌の技術を追求して上手く歌う人 から 歌で気持ちや思いを伝える人 にシフトチェンジ
「増田の歌には心がない」と批評している方もいる。分からないでもない。
でも、自分を信じて試行錯誤しながら歌に取り組む姿が良かったし、それが伝わる歌だと思っていた。倉持氏が「何時間聴いていても飽きない」と言わしめたその声が、自分も心地よく、好きである。
でも、増田氏は改めて気づかされた。
歌唱技術の先に、もっと大きなテーマがあることを。「気持ち(と言うべきか想いというべきか)」というつかみどころがないが、表現として中心をなすものの存在の大きさである。
Lost the way発売イベントで、stargazerを披露できたことについて、自身のブログで、
「一生歌うことはないと思っていた。 気持ちで歌った。」と綴っている。
THE WIZ 2次歌唱審査で「自分が、自分のキャパじゃ表現しきれなくて」と、次から次に感性とともに溢れだす気持ち(想い)に、自分の歌唱技術やフリが追いつかない。この気持ちを表現したくて自分がもどかしくなるという貴重な経験。気持ちを伝えたいという大きな波がテクニック重視の自分を凌駕した瞬間だったのだろうと感じた。
亜門氏は最終オーデ翌日のNHKラジオ番組「すっぴん」でコメントしていた。「業界の人が聞いても増田の歌は上手いのは事実です」とテクニックや表現を含め評価していたが、最終オーデ後の記者会見で「何が上手い下手とか言うことを次元を超えたら本当にお客さん喜ぶじゃないですか」と、気持ちを全身で伝えようとする姿から「愛に満ちていて壮大でっていう世界がガーっとピュアに伝わってきて」と亜門氏は感じ取っていた。
このような経験から、自分の最終目標である「表現者」としての手掛かりをつかんだ今、勝負をかける時が今であると判断したのではないだろうか。「命をかける」「殻を破りたい」「どこかしら余裕がある自分が嫌で」と言っているのは、このことではなかろうかと推測する。
では、東京ドーム公演出演辞退は、独りよがりなのであろうか。
東京ドーム公演は、AKBにとって最優先事項であると自分も思う。
と同時に、THE WIZ の主役も絶対おろそかにはできない。
最終審査後の記者会見で、記者がAKBとの仕事の両立はと尋ねられたとろ、自分は体力に自信があるから大丈夫と答えていた。この当時は、東京ドーム公演などの諸行事のスケジュールは、今主役が決まったばかりで、関係者と詳細な打ち合わせが出来ていないので、この場でAKBの活動は押さえてミュージカルの稽古に専念するとは言えなかったのではないかと推測する。
では、この二つ同時に出来るのか
亜門氏が1次審査で玲奈氏を不合格にした理由を「即戦力が欲しかった」と言っていた。時間がないのである。
2次審査の時にも亜門氏が「人生を賭けろ」とまで言っていた。
先ほど触れたNHKラジオでのコメントの中で、「~ビヨンセの振付をやったジョンテ・モーニングがいて、日本を代表するヒップホップダンサー達がいて、小柳ゆきや森公美子など歌も凄い出演者がいて、その真中を埋める人(主役)は並大抵じゃ許されない~」と話していた。そのような状況で、稽古に穴をあけることが許されるだろうか。一日たりともスケジュールを空けることができないのは想像がつく。
それなのに、東京ドーム公演に出ますと言えるだろうか。それこそ独りよがりではなかろうか。
「人生を賭けろ」とまで言われつかみ取った主役の道を、二足のわらじでは歩いて行けない。
on8出演時に増田氏が言っていた。「頑張ります。皆の思いを背負って。」
今回オーディションを受けた180人以上の夢が、チャンスが絶たれたことになる。その責任感もあり、ドーム公演辞退に踏み切ったのではないだろうか。メンバーがどんな思いでこのチャンスに賭けていたか、増田氏のみならず、ファンの方なら痛いほど分かることでしょう。
東京ドーム公演を3日間も興行を打てるグループに成長したが、メンバー個々の実力をもっと付けていかなければならないことも、ファンの方は理解していると思う。歌手、役者、タレント、声優、モデルなど個人の目標は多岐に渡る。外仕事をしているメンバーは、その分野で成果を出して、枝を伸ばしている。
「ひとまわりもふたまわりも大きくなって、帰ってきます。※on8出演時のコメント」
外仕事で奮闘しているメンバーと同様に、増田氏なりの枝を伸ばして後輩へ道を示してくれると思う。
こうまでして批判覚悟で体張って挑んでいる姿を、自分は支えて行きたい。
