ビジネスデッサン＆スケッチ術の松原美那子です

前回「正面からの顔の描きかた」についてお伝えしましたが、
※前回の記事はこちらをクリックしてご覧ください

その際に、

「手前と奥との描き分けの方法について」触れました

では、具体的にどのように描いたら良いのかと言うと・・・

　

　明暗の違いをはっきりとさせる。

　線の強弱の差をつける。

大きく分けると、この２つかなと思います

「明暗をハッキリとさせる」ということは、

ある程度「明るい」と「暗い」の差が明確に分かれていたほうが、

描き分けもしやすと思います。

光の当たる方向によって、陰影の付き方も変わってきますので、

もし光を操作出来る状況であれば、

明暗が分かりやすい位置を選んでモチーフをセッティングすると、

はじめは描きやすいのでオススメです

その際、光の方向は、

正面や逆光からではなく、斜め上など、左右で明暗の違いが

感じられる位置を選ぶとより良いと思います

動物の顔を描く際、

こちらの「イヌ」の絵のように、口元の部分と首から下の部分を、

はじめの段階で、ある程度はっきりと色分けしてしまうと描きやすくなります。

このように上から光が当たっている場合、

首の部分の影になっているところはかなり暗くしてもそれほど

違和感なく仕上げることが出来ると思います。

こちらの「クマ」の絵も、同じように

顔が手前に出てきているように表現されていますが、

これも明暗の違いを上手く活用して描かれています。

光のあたっている頭部に対して、後ろにある前足の部分は、

かなり暗く感じられるのではないでしょうか。

この明暗の差によって、

手前と奥との違いを感じることが出来るのです

これは、動物を描くときだけでなく、

いろいろな場面で応用が出来る技法ですので、

ぜひ覚えておいていただくと良いかなと思います

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正面からの動物の描き方とは？【その２】