変性意識とは
「普段とは異なる性質の意識」と捉えられていて

 

宗教や精神世界
スピリチュアルなどの考え方では
特殊な体験を起こす意識状態とされます
(あらゆる宗教にみられる修行や儀式などは
この変性意識を生成するためのシステムといえます)

 

また認知科学の発展により
ロジックに落とし込めるようになり
「情報空間に臨場感を持っている状態」と
表現されるようになってきました

 

例えると
映画をみてドキドキしたり感動して涙がでるのは
映画という情報空間に臨場感を持っている状態といえます

実際に自分が今体験しているわけではないのに
情報の羅列に過ぎない映画という情報空間に没入することで
鼓動が早まったり涙がでるという
物理的、生化学的な
身体の反応を引き起こしています

(つまり気やプラーナを体感するには、気やプラーナという情報に臨場感を持っている変性意識状態が必要)

 

将来の事を考えて不安になるのも
未来を想定して計画を立てる事ができるのも
「情報空間に臨場感を持っている状態」
つまり変性意識状態ということになります

 

よって変性意識とは
いままでの言葉のイメージである
単純な「キマってるトランス状態」というだけではなく
私たち現代人はあらゆる変性意識状態にあるといえます

 

ではなぜ
スピリチュアルや宗教や脳科学で
この変性意識が重要とされるのか?
それは
その臨場感の深さ
情報空間にどれだけ没入しているのか?で
身体など物理現実に影響を及ぼすことができるようになるからです

 

私たち現代人はみな変性意識状態であると言いましたが
あくまで浅い変性意識状態なのです
(浅い変性意識はハックされやすい)


ラジオやテレビ、インターネット・スマホの登場発展により
私たちは自分の目で確かめた
自分がリアルに体験した物理現実よりも
画面の先にある情報の羅列にすぎない情報空間に
より臨場感をもっている状態です

 

ではこの状態では何が起こるのでしょうか?
実際に自分の目で見たわけではないニュースや
実際に自分が体験したわけではない不安な情報
その情報空間により強く臨場感を持つと何が起こるのでしょう?

 

いまどきブログなどのテキスト情報をここまで読むことのできる
懸命な読者の皆様ならご理解いただけるでしょう

 

もちろんヒーリングや自己超越などの
ポジティブな意味でも
この「情報空間に臨場感を持っている状態」
いわゆる変性意識がなぜ鍵となるのか?も
ご理解いただけたのではないでしょうか?

 

ちなみに密教のマンダラや見立ては
この情報空間の臨場感を使った自己超越システムです

 

次回は
そのより強い
より深い変性意識状態の生成について
書いてみようと思います