昨日のブログに青年たちが選曲した『正解』という曲を記しました
その歌詞を調べていると、昨年の3月に書かれた宮崎日日新聞の記事が見つかりました。
一年前ですが、『正解』の曲を青年の心に寄り添いながらエールを送られていますので、ご紹介します

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それぞれの「正解」

「二項定理を利用し次の式の展開式を求めよ」。もはや問題の意味すら分からない。懐かしさから書店で手にした「高校数学」の問題集。
同じページのaだのbだのが入った数式においては言うまでもない。

 〈「解きなさい」「答えなさい」と偉そうな中学校のテスト問題〉とは、昨年刊行された「みやざきぽかぽかたんか」に収録されている
富島中1年・門田藍子さんの作品。高校になったら「なさい」ではなく、偉そうの度合いがさらに強まって「求めよ」である。

 驚くのは数学が大の苦手だった昔の自分自身が、多少なりともこれらの問題を解いていたということ。
脳がスポンジのようにいろんなものを吸収する時期に、実生活では使われないこれらの学問によってその脳を刺激しまくったことは、
決して無意味ではなかったと思う。

 被災地の能登半島をはじめ県内外の高校の卒業式のニュースを、今年は特に意識して見聞きした。
今年の卒業生が入学した年はまだコロナが猛威を振るっていた。さまざまな面で制約多き学校生活を余儀なくされたはずだ。
つらい経験だったろうが、それらも決して無意味ではなかったと思いたい。

 「あぁ答えがある問いばかりを教わってきたよ だけど明日からは僕だけの正解を いざ探しにゆくんだ」。
RADWIMPS(ラッドウィンプス)の曲「正解」の一節だ。人生で直面する問題は正解がなかったり複数あったり。
3年間で得たものが生かして、それぞれの答えを―。

2024年3月15日 宮崎日日新聞