もぎたて大統領 -2ページ目

もぎたて大統領

もぎ★もぎもぎ★

日々いろいろ考え、「そうするしかないんじゃないか」と思って精神が膠着する。
精神が膠着して、極論に辿り着き、行動も堅苦しくなる。

ひとつの考えだけでずっと突き進める人は素晴らしいと思う。
屈折せず、前進できる人は「孤高」という意味で人間として素晴らしいと思う。

でも、自分はそうではなく、壁にうちあたっては避け、避けては傷つくのを回避し、日々流動的に生きる。
確固たる精神というのは特に無く、もがきもせず、沈みもせず、ただ波のおももくままに、
それでもいいんじゃないかと思うわけなのです。

そういうのも、「確固たる精神の持ち主」と同様に重い。重い綿。
そんなことだと思うんです。
もうある程度年をとってしまったので、
仕事は、のらりくらりとかわす術を知っているし、
幸か不幸か頭で思ってもいない嘘をすんなりとつけてしまうのだが、
それ以外の自分の心の成長していなかった部分を感じずにはおられない、
といったここ数ヶ月。

無視したいんだけど無視できないし、
目が、耳が、それに敏感に反応してしまう。

その一方で、自分が望まないのだけれど、望ましい状況があって、
それがまた葛藤でしかなく。

なんかこう、前みたいな「仕事しかない」みたいな生活を送りたいんだが、
今となってはそれも望めず。
10年よりちょっと前は精神的にも不安定。
夜も眠れず、欲しい物を求めても得られず、他人と比べて劣等感も強く。
その癖、自分の受け入れがたいことは拒み、ただ自分が正しいのだと思い込み。

そういうことを押し込んで、ぐっと唇を噛み、欲するを欲せず、
大事な場面ではただ無機物的な思考をするように努め。
漂いもせず、もがきもせず、といったことを第一として。

そういった人間が今それを欲するというのはちゃんちゃらおかしい。

ただこの瞬間を。
合掌するときに、両の手が触れ合う、この瞬間を。