『性格の悪い日本人たち』

性格の悪い日本人たち

異質に対する日本人の反応は行き過ぎるのは周知だろう。潔癖症の様に、消毒液を使い、ちょっとの汚れにも過剰反応する民族性は、白血病に近い。

病人の匂いや老人の匂いもとても嫌うようで、憐憫の感情は薄いようだ。

なのに、思いやりやおもてなしを自負しており、口先と行いがチグハグで、大義名分と裏表の違いを使い分け、よく知らない外国人だと、日本人の冷たさにショックを受け、自殺しかねない。

それも承知の日本人は性悪で、日本人ほど裏表がない外国人は、自殺に追い込まれようとする自分の立場を認識しながら、自分の至らなさを考えても、結局、自分より優れているわけでもない周囲の日本人から距離を保たれる理由が見当たらず、孤独を癒す手立てを見つける以外ないのだ。

私の日本語が外国人的なのは、別に悪くはないのに、島国日本人の日本語に新風が吹き込まれることすら嫌う日本人は、私という新風で空気を循環して浄化しようともしない。

モノマネで新風を装う日本人は、何にも耐えていないぶよった心と体で、豚ダンスを踊るだけなのに、まるで破壊神や如来・菩薩の顔だ。