「昭和の失敗」 | 雨のち苺・語霜望玄TogoK街風含雨語久泉

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降り注ぐ恵みの雨の中、嬉しそうに踊る花。
 ☆---お披露目が近々できますように---☆
小説家:月衣、絵描き:語霜(カタシモ)、文人アーティスト望玄T-.-Kana、久泉、詩人:日月緋。偽者注意‼盗賊が成りすましているようなので騙されないで。baobabbabyまで紛い物が。

「昭和の失敗」

バブルの始まりと「金が神様」教

淡い夢は金の色  最近は虹色と称して性の混沌  虹は何故か涙の夜明けではなくなった空虚  朝は白々しく夜は華やかでバブルを彷彿

明けない夜のイルミネーションは  ダンスホールを離れたふりで広告  あのバブルの再来を願えと

金さえあれば愛も入ると  「金が神様」教は布教に忙しくも  汗はかかない

勝手に宣伝される信者の多さに  あくせく働く人を嘲笑い  踊り狂って歌のコーラス  勉強せずともダンスで金は入ると  自慢げに体を振る

笑わせたもん勝ちやと関西弁でお笑い  ブームはモノマネかと笑いながらも少し飽き

竜宮城は陸を呑み  乙姫の手招きは千手

お疲れ様やゴクロウサン  身ぐるみ剥がされ

気づくと浦島  

私の人生妨害で  為し遂げたのは自分の妨害

肉無しの人の骨を切っても  何も得られず

油なら犯罪者が  その肉に貯めていると

判明しても遅し  知恵遅れの遅刻魔かと逆に云われて  親も老いて死に往く折り返し

山を下りているのに何も持たず  鳥の啼き声すら煩わしと  操り糸を切れずにまだ赤い靴

 

〈望玄Miharu=TogoKana日月緋路世汰炬呂拿彌冬月月衣雨のち苺秦語夏baobabbaby久泉Debby東郷嘉奈意流花  筆。〉