アイドルの歌なんてしょうもない歌だと世の中の大半は思っているでしょう。しかし、私が20代の頃に聞いていた90年代前半のアイドルの曲の中にはとても胸打つものがあり、今も忘れられません。そのあたりを文章にして残しておきます。最初の曲は先日、たまたま久しぶりに聞いて改めて感動した、

中山忍「ホタル」

「ホタル」は「今日までそして明日から」というアルバムに収められています。


中山忍本人も歌が下手と認識していたようで(Wiki記事)、お世辞にも上手とはいえません。
しかし、歌が下手なアイドルの曲というのは、詩や曲でカバーしようとする力が働くのか、そのアイドルの歌唱に見合っていて、それがイイ感じになっているものがあると思います。
 

この「ホタル」は歌ではなく朗読です。詩の内容は以下のページにあったので引用させていただきます。
ホタルと枯れない花

バックのピアノと旋律とスキャット(というのでしょうか?)が、女性が男性に別れを切り出したその切ない情景と完全にマッチしています。こんな美しいピアノの曲、誰が作曲だろうと思ったら小室哲哉氏とのこと。ビートの効いたロックだけではなく、こういう曲も作れる、天才です。そして中山忍の声質を見抜いた誰かが、朗読をCDに入れることにしたのでしょう。

 

このアルバムにはバラードチックな曲が収められていて中山忍の雰囲気と合っていると思います。歌の下手さの指摘が多いですが私はどれも名曲だと思います。