■国内で増加する様々な犯罪
これまで日本は、世界でもトップクラスの安全大国と言われてきました。みなさんも安全を前提にした生活をしてきたと思います。しかし最近は、理不尽な通り魔事件や、凶悪な強盗、そして、不正アクセスといった日々進化するインターネットを利用したIT犯罪など、様々な犯罪がもはや日常化して後を絶ちません。私たちは、いつどこでも被害に遭う可能性があるのです。例えばインターネットの不正アクセスによる犯罪では、ウイルスに感染した事に気がつかずに使用して、ある日突然、何も知らない自分が犯罪者に仕立てられるという恐ろしい事案も発生しています。昔のように、水と安全はタダではなく、何かしら備えなければ、ご自身やご家族を危険から守ることが出来ない世の中になっているのです。その証拠に、内閣府の調査でも、国民の8割が、安全に対して何らかの不安を抱いているという結果が出ています。また、犯罪の手口も凶悪化していて、昔は電車のスリも、カバンの底をカミソリで切り抜いて取るような職人技的犯行が多かったのですが、最近は、数人で取り囲み無理やり財布を奪う強盗のようなスリが多発しています。強盗も、昔はお金さえ出せば傷つけないのがほとんどでしたが、最近は、始めから相手を殺したり、傷つけたりして、後でゆっくり物を奪うと言う手口に移行しているのです。
なぜ、そのような凶悪な犯罪が増えてしまったのか？
さまざまな要因が重なっているのですが、そのひとつの要因にあげられるのが外国人による犯罪の増加です。今の日本の犯罪の半分は、少年犯罪と外国人犯罪が占めています
■気軽な買い物に潜む大きなリスク
いまや、多くのみなさんがネットショッピングを気軽に楽しんでいると思います。ただ、そのたびにクレジットカード情報を入力するのは煩わしいもの。ついつい再度入力するのが手間でカード番号を登録してしまいがちです。でも、クレジットカード情報を登録したままにしていると不正アクセスによりIDとパスワードを盗まれて勝手に買い物されることもあるのです。防ぐには記憶させないのが安心です。面倒でもその都度入力をしましょう。
■ネットショッピンングに潜む恐怖
ある専業主婦の方ですが、子育てなどが忙しく、お買い物は常にネットでというが習慣になっていたそうです。少しでも安いお店を探し、節約も一生懸命心がけていらっしゃいました。それも、お子さんが受験生で、希望の学校の入学資金をためるためでした。母子家庭で決して生活は楽ではなく、やっと貯金が出来たと思った頃、事件は起きました。ある時、ふと、いつものショッピングサイトにログインしようとしたのですが出来ず、おかしいなと思いながら、ふとログインせずに見ることのできる購入履歴を確認すると、全く身に覚えのない、パソコンとデジカメが購入されていました。不正アクセスによりIDとパスワードを盗まれて、登録していたクレジットカードが限度額いっぱいまで使用されていました。更に、パスワードも変更されていたので、ご自身のページにログイン出来ない状態でした。慌てたその女性は、まずは使用されたご自身のサイトページを犯人も使用できなくするために、サイト管理者に事情を説明し凍結依頼を行いました。次に、カード会社や警察などにも相談して、今後の対応も考えましたが、このような事案の場合、被害者はネット管理者になり、そこが被害届を出してくれない限りは、犯罪であることを立証できません。立証できないということは、警察も、使用されたIPアドレスの確認を行い使用者の特定を行うなどができませんので、カードで買い物をしたのは、自分ではないと言う証明ができません。そのため、この場合も、使ってもいない買い物のお金を支払うことになります。
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