渡部宏・ヴァイオリン製作工房のブログ

渡部宏・ヴァイオリン製作工房のブログ

弦楽器本来の深い<木の音>に魅せられて40年。
熱い音楽への思いを込めた楽器を日々製作しています。
ご興味のある方はぜひお試しください。




自作楽器の展示室(リニューアル)




















最新のものに加え、これまでに手がけてきた作品をも順次掲載しています。








製作年をクリックすると、その楽器の詳しい紹介ページがご覧いただけます。













ご興味をお持ちの方、試奏ご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。




















連絡先: 渡部宏・ヴァイオリン製作工房(大阪) 06-6699-7747 








                               携帯 090-4901-5365




                               E-mail :
violin_kobo@yahoo.co.jp















弦楽器工房Watanabe



(仙台) 022-797-0745














2016年10月完成の作品

























2015年10月完成の作品






























2014年5月完成の作品











































2013年6月完成の作品





































2011年12月完成の作品














































1999年8月完成の作品



























































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新しい年の初めに当たり、ご挨拶申し上げます。

 

 

しばらく中断しておりましたブログですが、新たな視点からの楽器製作を跡づけるものとして、

また投稿を始めたいと思っております。

どうぞよろしくお願い致します。

 

 賀状文中の「言境(ことさか)」とは、前視覚である言語にもある裂け目・地平線のことであり、
その彼方からもう一つの異別の言語が神の語(片歌)として射出されると言われます。(折口学)
根拠としての自然(外来魂)の側から人格を叙述するというこの「
記紀」の執る原始叙事詩の方法は、わが国独自の根生いの思想として今一度光を当てられてもよいのではないでしょうか。
 
折口信夫氏の動詞「ウツ」の始原解析によると、自然の側からのウツ(=充填する、満たす)は
人間存在の側のウツ(=空、ガランドウにする)と同時成立の関係にあるとされます。
 
楽器がひとつの器(ウツワ)であるとするなら、楽器製作とはこの二つの<ウツ>をつくり出す
人間化された自然(覚醒的物質)の営む労働なのかも知れません。
 
2020年 元旦