パッチギ!


amenco映画日記



監督 井筒和幸
脚本 井筒和幸
羽原大介

塩谷瞬 沢尻エリカ 高岡蒼佑 小出恵介 波岡一喜 尾上寛之 オダギリジョー ケンドーコバヤシ 真木よう子 光石研 加瀬亮  余貴美子 木下ほうか キムラ緑子 桐谷健太 江口のりこ 笹野高史


お話しは、1968年。舞台は京都。高校生の康介(塩谷瞬)が朝鮮高校にサッカーの試合を申込にいくことになり、そこで出会ったキョンジャ(沢尻エリカ)に一目惚れする。しかし、彼女の兄はケンカばかりで有名な朝鮮高校の番長!まじ怖い!
明るい青春映画だろうなぁと思いながら見始めました。
パッチギの意味も「よっしゃ!」みたいな感じかなというイメージでしたが、映画は予想とは全然違うものでした。


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久々号泣しました。
私は感動ものよりも、こういうやるせない想いとかがやりきれなくて涙するタイプなのかもしれません。
あんまりラブ系の話では泣けないような気がします。
「イムジン河」とい曲の意味や由来。 一つの河で区切られる祖国。 日本人と朝鮮人。
塩谷と沢尻の恋以外にも兄と彼女。朝鮮人の友達と塩谷。いろんな話が絡んでいます。
棺桶を入れるためにドアを叩き割るシーンで号泣でした。
それから、河原のシーンも。
キョンジャが言った「朝鮮人になれる?」も何かすっと刺さるようなものがありました。

井筒監督ということで、名前はしっていましたが。
井筒監督を意識してみたのは初めてでした。
最後の終わり方とか題名が「パッチギ!」(この意味は映画をみてのお楽しみ♪)となっているところとかが、重いテーマが重くならない作りになっていて、後味もよかったです。

日本人俳優ばかりだから、どうなのかなという気分もありますが。そんなに違和感ありませんでした。逆にみんな日本人でキャスティングしてあったのがよかったのかも。
映画の始めの方に、加瀬さん出てます。
しかもマシュマロカット!?ビートルズが流行っていたあのころの髪型。
頭を振り乱し、床に倒れ唄う加瀬さん。あんな激しい加瀬さん初めてみました♪短いシーンですが、印象的です。
オダジョーの演技もよかったです。
オダジョーほどの人をださなくても、この映画は満足だったくらいだったけど、そこにオダジョーが出ることでもっとよくなってるなって想いました。
沢尻さんはあまり好きな女優さんではなかったのですが。これ観て印象が良くなりました。女優に見えた!

★★★★★ 星5つ!


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