- ニンゲン合格
- １９９９年
- 監督 黒沢清
脚本 黒沢清
出演 西島秀俊 役所広司 菅田俊 りりィ 麻生久美子 哀川翔 大杉漣 洞口依子
なんのきっかけもなく。足は弱っていたが、すぐに回復。何の異常もない健康体。
そこに初めに会いに来たのは、交通事故の相手（大杉漣）。１０年間責任を感じ、医療費をしはらってきた彼は、この１０年つらかった、これで終わらせてくれと５０万円を渡した。
次に、豊を迎えに来たのは、たった一人。父親の古くからの友人のフジモリさん（役所広次）だった。
フジモリさんは、現在彼が生まれ育った家でつりぼりを経営中。
久々の我が家。家族は１０年の間に親は離婚。妹はｱﾒﾘｶへ行ってしまっていた。
自分のいなかった１０年間。この世に今生きているのは本当に現実なんだろうか。
昔、家族で経営していたポニー牧場
それを復活させたくて、馬を手に入れた。ポニー牧場づくりが始まる。それは希望にみちているようにも見えたが・・・。
数年前の映画なので、かなり西島さん若いです
１０年の空白は、体は大人になっているけど、精神の成長はないので、むしゃくしゃして感情をぶつける
ところとか、妙にはしゃいだり
、家族の再興を願っているような言動は見ていて切なくなりました
すごく淡々と進む映画です。
終わり方も、ほんと、彼らしいというか。静かに、静かに、それでもちゃんと生きている。生きることを考えさせられた映画でした。
個人的に哀川翔さんがすごくよかったです
西島さんの妹役が麻生久美子さんで
すきな俳優さん揃ってました
★★★★☆ 星四つ！
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