【邦画】殯の森

殯の森

http://www.mogarinomori.com/

監督・脚本:河瀬直美
出演：うだしげき尾野真千子渡辺真起子ますだかなこ斉藤陽一郎

ある山深いグループホームで生活をしているしげき（うだしげき）は、妻を亡くした悲しみを引きずったまま生きている。
そこに介護スタッフとして真千子（尾野真千子）がやってくる。
子供を亡くした過去を持つ彼女は、仕事をうまくやっていけるか不安であった。しかし、日々の中でしげきと次第にこころ打ち解けて行く・・・。

河瀬監督の「萌の朱雀」で、うちのめされてたので、
今回はどうかな～前のが好きだっただけに、どうかな～と思ってみました。
世間で評価されてしまったという概念が頭にあったからか、いまいち「萌の朱雀」ほどの衝撃はありませんでした

しげきさんやら、真千子さんやら、本名なとことか、エキストラが地元民なところとかは、「萌の朱雀」同様リアルで好きです

山育ちな私は、自然いっぱいの情景もなんだか心地いい。
しげきさんが好きです。新人さん。
お茶畑のシーンや、川で戻ってきて抱きしめてくれるシーンが好きです

たぶん、しげきさんは真千子に「真子」さんを、真千子はしげきさんに「子供」を見ているという話なんだろうけど、そのあたりの二人の心の通い合いがもう少し描いてほしかったなぁと思います。

大学の時、5年間、母の実家に住んでいたので、90歳前後の祖母と一緒に暮らしてました。プラス叔母。
叔母は働いていたので、ご飯作ったり、お風呂入れたり

うちの祖母は痴呆症ではなかったのですが、
介護に嫌になっちゃうこともしばしば、今となっては、料理もそのときに覚えたし、いい経験です

そんな祖母も亡くなっちゃって、もっと優しくしとけばよかったって、後悔しました

介護しているようで、介護者が癒されたり、助けられたりすることって多いんですよね

この映画でもそんなことを描いてるのかなって思いました

★★★☆☆　星３つ！

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