子供専門の心理療法士として、子供の心理的成長過程、何が心の健康的な成長をを助けるのか等、大学•大学院等で学んできました。そんな中で、私が子育てする中で心がけている事その1は、


健康な愛着の形成です。


愛着とは、英語ではアタッチメントと言われている物ですが、人間が子供の時に養育者との間に形成する絆の様なものです。心理学の間では、人々はこの養育者や親との絆を土台に、他の人との関係を築いていくと考えられるています。つまり、子供の時に養育者との絆がうまく築かれず、「私の親は怖い人だ」とか、「私は良い子ちゃんじゃないと親に愛してもらえない」と思って育ってしまうと、子供は「親が怖い人って言うことは、世の中の皆が怖い人なんだ。他人は信頼できない!」「親は私が良い子ちゃんじゃないと愛してくれないから、他人もきっとそうだろう。私はみんなの前で完璧な良い子なふりをし続けないと!」という、考えで育ってしまうという可能性があるという心理学の考えです。


愛着には4パターンあるとされており、、、


• 安定型: 愛着が健康的に形成されたタイプ。安心感は安定して保てて、自分の事も他者の事も信頼できるタイプ。


•不安型: 不安感が強い。自己評価が低く自分を信頼していない為、「こんな私の事、他者は見捨てるんじゃないか」と思い、他者に見捨てられないよう、しがみつくつく(依存する)タイプ


•回避型: 他者は信頼できないので、他者には依存せず、自分で色々な事を解決していこうとするタイプ。他者が距離感を縮めてくると、他者は信頼できないので、距離を遠ざけるタイプ。


•無秩序型(不安と回避のミックス): 他者を信頼したい自分と、信頼するのは怖いというジレンマを抱えた、不安型と回避型の両方の行動傾向をみせるタイプ。


、、、です。


この愛着パターンは大人になっていくにつれて、友達とは不安型の行動パターンだけど、恋人とは安心型行動パターンなどなど、人生で経験した出来事を素に、相手によってパターンが変わったりしますが、、、基本的にはベースの愛着パターンを皆持っていると考えられています。


この愛着パターンによって、不安がちな人に育ったり、他者を信頼していない為、他人には心の内を隠して生きる人に育ったり、、していってしまう可能性がある、、、とういう心理学の一説です! かなり、研究されている説ですし、よく心理療法で使われている考え方です。でも、まあ一説ですし、人間の愛着パターンが4つしかないって本当?と思ったりもしますが😅笑 


ですが確かに、基本的に、、、自分がどう親に扱われたか、どんな家庭環境で育ったかというものをベースに、私達は社会を理解し、他者との接し方を決めていくのだろうと思いますし、日々子供達に心理療法をする中でそれを再確認しています。



そして、、、本題ですが、、、我が子が、安定型の愛着パターンになる様に、我が家で心がけている事は、、、


「泣いたら私の親は私の所に来てくれる」

「親は頼れる人なんだ」

「親は私を守ってくれる」

「どんな時もわたしは愛されている」

「親は私の気持ちを分かってくれるし受け入れてくれる」


と子供に思わせる事です。


その為に、例えば、、、


子供が砂でもうちょっと遊びたかったんだけど、帰らなきゃいけないよと伝えたら泣き出した、、、の場合、私の家庭では、「じゃあ〇〇ちゃん、置いていくよ!」と歩き始めるのではなくて、、、抱っこして子供の気持ちを安定させてあげる。です。抱っこして、「もうちょっとお砂で遊びたかったから、悲しい気持ちになったんだんね。 でも、ママお家に帰ってお洗濯しないとだから帰ろうね。 また今度お砂遊びしようね!」と、子供の気持ちを言葉で表すことで、この気持ちを表す言葉は「悲しい」なんだと教えてあげる、そして、子供の気持ちに寄り添って受け入れてあげる。そして、取りあえず抱っこしたまま、帰り始めます😅笑


もしこれが、例えば友達を叩いてしまったとかだったら、「叩いたらいけないよ」と教えますが、泣き始めたら抱っこして気持ちを受け入れてあげるをしたあと、後ほど子供が落ち着いている時に、「さっきは、友達の事叩いちゃったね。 何か嫌なことがあったら、 言葉を使って友達に教えてあげようね」と言った感じで教えます。


落ち着いてから教えてあげるのは、泣いている時は、fight, flight, freezeという防衛本能が働いている事があるので、他人に言われることを受け取る事が難しくなっているからです(この防衛本能については、後日詳しく説明します)。


後は、アメリカでは昔一般的だった、夜に泣いてもほっとくと、赤ちゃんが長時間1人で寝られるようになるという、スリープトレーニング(cry it out method)も私の家庭ではしません。 子供に「私が泣いたら、親が助けに来てくれる。自分は親に守られているんだ」と、思って貰いたいからです。数分泣かせとくのは、大丈夫だと思いますが😅 


そして、私自身なるべく感情の起伏はないように、いつも同じような雰囲気の親でいられるよう心がけています笑 これは、子供に「私の親の行動や感情の変化は大体予測できるから、怖くない」と思わせる為です。「私がこの行動をとったら、親にすんごい怒られるかもしれないし、もしかしたら全く興味を示さないかもしれないし、予測がつかない」という状況は、一貫性が安心材料なベビーにとって、不安になる訳です。


あとは、抱っこ、ハグ、キス、等の体の触れ合いを大切にしています。それは、体の触れ合いがオ

オキシトシン(脳で分泌される安心ホルモン)の分泌を活性化させ、安心感を増やすからです。なるべく子どもには、「私がいる環境は安心できる環境なんだ」と思わせられるように心がけています。


そして、寝る前に毎晩 I love you! 愛してるよ〜! といって寝かしつけます。子供が良くないことをしてしまった日でも、愛してるよ〜!で1日を終える事で、「私の親は私の事を無条件で愛してくれる。私は大事で愛されていい存在なんだ!」と思わせる狙いです笑



でもまあ、いつも完璧な親でいるのは不可能ですし、

大体の割合でこれができていれば大丈夫だろう😌 というリラックスした感じでやっています! 完璧を求めると、親としての自信を失って、それはそれで良くないと思うので😅 そして、子供が大きくなっていくにつれて、これを実践していくのはどんどん難しくなると思うので🥲 実践出来ないことがあっても、大体できていれば安定型の愛着パターンになるだろうと思って過ごしています、、、


現に人口のおよそ50~60%の人が安定型の愛着パターンだそうです。


以上、役に立つか分からないですけど、私が子育てで心がけている事でした〜! きっと、皆もう既に出来る限りの最善を尽くして、日々子育て頑張っていると思うので、ただの一説だと思って読んで、心の余裕がある時に少し実践してみようかな、という感じで受け取って頂けると、ありがたいです!




※本記事は、心理療法やメンタルヘルスに関する情報提供を目的として書かれています。記事の内容は一般的な知識や考え方の紹介であり、個別のカウンセリング、診断、治療を代替するものではありません。心理的なお悩みや症状については、医療機関や心理専門職などの専門家にご相談ください。


子供の心の理解のヒントとして、無理のない範囲で参考にしていただければ幸いです。