私は最近の音楽業界において、大きく実感したことがあります👀
それはピアノ教室において、優秀な講師が増え、生徒の演奏レベルの水準が一気に底上げされたことです。
私が小学生くらいの頃は同じ教室内でもレベルは本当にピンキリだったと思います。
弾ける子はどんな曲でも弾くし、弾けない子はどんなに真面目に練習しても全く上達しません🙅♀️
それが現在になって全国のピアノ教室がずば抜けて優秀な生徒を輩出するようになった気がします。
その原因はやはりSNSの存在が挙げられると私は考えています。
というのもこんなに飛躍的に伸び出したのもここ10年間くらいの間ではないかなと推測しています。
20年くらい前までは今ほどのネット社会ではなく、プロの弾き方を研究しようと思ったらテレビやCDが中心でした。
DVDなんかもありましたが1枚何千円もしますし、頻繁に買うことはできません。
図書館でなら無料で視聴することができますが、貸し出しはできませんでした。
テレビもゴリゴリのクラシック番組といったらNHKかBSを繋がないとなかなか観る機会がありません。
つまり、プロが演奏している姿を観る方法は習っている先生の弾き方を真似するか、目当てのピアニストの公演を自ら足を運んで鑑賞するくらいしか方法がなかったんです。
それがここ10年の間で誰でも無料でSNSを通じて学ぶことができます。
講師も生徒も24時間、いつでも演奏を視聴することができるのです。
私自身もすごい時代になったなあとしみじみ感じています。
それで話を戻しますが、生徒のレベルは飛躍的に上がったのは良いのですが、問題はその分講師に求められるスキルが大きくなりました。
残念なことに日本国内にあるピアノ教室は講師自身が音大は出ているけどピアニストではない、又はピアノ科とは全く関係のない楽器を専攻して卒業したケースがほとんどです。
演奏時間が30秒〜2分程度の課題曲なら難しい内容ではないのでそれほど苦労することはないし、指導法次第でコンクールで入賞することも可能です。
でもそこそこ大きなコンクールで課題曲も5分〜10分程度、しかもショパンやベートーヴェンをレッスンしなければならない...としたらどうでしょう、講師が完璧に弾けないのに生徒に指導するなんて絶対に不可能だと思うのです。
そこで
もしピアニストの自分が自宅でレッスンをしたら、生徒はどう育つのだろう?
と考えて、現在の結論に至ったわけです。
この話はまたどこかでできたらいいなと思います😊
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