母の決まり文句があった。
というか、いまだによく言っているのだが
お母さんが死んだら自分のせいで10年早死にしたと思え!
出て行け!
死ね!
死んでやる!
あんたの手で殺せ!
頭カチ割るぞ!
ど突くぞ!
あんなけしてやったのに、よくも口答えできたな!
親には何言われても
はいっ、わかりました!って言うもんやろ!
あんたは何をしてもあかんな
情けない奴や
10秒以内に〇〇せんかったら〜してやるからな!
あと一回でも口答えしたらどつき回すからな!
今すぐココに頭擦り付けて土下座しろ!
おまえは〇〇か!(差別用語満載、キチガイ、ツンボ、メクラなど。ちなみに私がそれを差別用語だと知ったのは高校生だった。)
こんなに手かけて育ててもらっといて、どバチがあたるぞ!
など、キリがないくらいの汚ない言葉が並ぶ。
それを鬼のような形相で殴りながらや殴り終わって去るときに吐きすてるように言ったりするもんだから、
この人はどれだけ私が憎いのかと思って育った。
他人に言われてシラけた言葉は
お母さんはあなたを何よりも愛してるのよ
っていうやつ。
それ、違うよ。どうせ何も知らないもんね。
母のはただの自己愛にすぎないんだよ。
あんたのために、っていうやつ、あれもうそ。
私の気持ちには全く興味なく、
所有物である娘を母がどうしたいか、という方向性なのだ。
母はいまだにそれが単なる自己愛だと気づいてないらしい。
こんなにしてあげる母はない!と自分に酔いしれながら、
これだけしてやったんだから、口答えされるはずもないし、娘は言うこと聞いて当たり前。
だと信じている。
自分は娘のことは全てお見通し
だと信じている。
母の知らない私がここにいる。
きっと一生通じ合うことはないんだろな。