要因は人材不足と納期!

要因は人材不足と納期!

ITの仕事がハードと言われる要因について私的見解を語ります

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システムエンジニアとしての仕事を企業で行う場合には、二つの圧力によって板挟みにされる仕事をすることになるため激務とせざるを得ない傾向があります。

一つが上側からの圧力であり、プロジェクトリーダーやシステムアーキテクトが現場に持ってきた解決すべき問題や考案された大まかな構想に基づいて具体的なシステムを一刻も早く考案するように指示が下されます。
一方で、その考案をして仕様書を記述しなければ下位に存在するプログラマの仕事が始まらないため、プロジェクトに滞りを生じさせないためには迅速にその仕様書を完成させなければならないのです。
プロジェクトリーダー等の上からの要求と、仕事をしていきたいと考えるプログラマによる下からの要求との圧力を同時に受けることから、その責任感が強いシステムエンジニアほど自分の仕事を激務としてしまいがちです。

しかし、そういった圧力を適度に受け止めてよい刺激として認識することができると効率的にシステム開発を担っていくことができます。
システムエンジニアが実際に行う業務の開始点はその上位の職種がどこまでを担うかによって異なるものの、具体的なシステムの考案とその仕様書の記述は共通して行わなければならないものです。
そのため、情報技術全般に対する深い知識と、プログラマに対して理解しやすい仕様書を記述するためのプログラミング経験といった能力は共通して必要となるものとなっています。

ITの仕事がハードになる要因はいくつかあります。

まず、ハードで過酷な仕事になりやすいのは、人材不足により優秀なエンジニアが少ないケースに生み出されやすいです。同じように見えるエンジニアでも備えている技量に加えて、経験値が全然違っており、優秀なエンジニアが一人でも多ければ、エラーやバグを防げます。
計画的にITの仕事を行えるようになる為、過酷な残業や徹夜をできる限り避ける事が可能です。
逆に優秀なエンジニアが少ない場合、スムーズに仕事をするのが難しくなり、どうしても仕事が滞ってしまいがちです。
その結果、残業だけではなく徹夜の頻度が多くなってしまって、エンジニアの負担が大きくなってしまいます。
優秀なエンジニアが少なくて、ハードになっている場合は、解決方法として一人でも多くの優秀なエンジニアを案件に携わらせる事が大切です。
これによって、過酷な残業や徹夜を少しずつ改善できるようになり、エンジニアが働きやすい環境を生み出せるようになります。

もう一つITの仕事がハードになる要因として、明らかに納期が短いという部分があります。
IT企業によっては何としても案件に携わる為、短い納期でも仕事を引き受けてしまう時があるので注意です。
そのような環境で仕事をしてしまうと体だけではなく、心もボロボロになって、今後の人生に悪い影響を及ぼす可能性も出てきます。
少しでも過酷なITの仕事を回避するには、エンジニアの質だけではなく、案件の納期に注目して、少しでも長く納期が定められている案件を選ぶのがポイントです。