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インテリアの基本色

NHK大河ドラマ「義経」を見ている。最近木曽義仲が京の都に上り、義仲の軍勢が京の町人に狼藉を働いているのをみた義経が義仲に争いをやめるよう進言しにいくところだった。

しかしそれにしても、ドラマを見るたびに思うのが平家の哀れさだった。


NHKドラマで描かれている京の町、特に宮廷などの配色は、赤と白が多用されていたように思う。それに比べ、木曽義仲の京での屋敷は茶系でしかも少しくらい。色で公家と義仲の双方の違いを出していたのかもしれない。実際はどうだったのだろう。確かに平安御所を見ると赤と白が多用されているような気もする。


陰陽五行説でいえば基本となる色は、赤、白、黒、青の4色とそれらを志向する黄だそうだ。特に日本では古来この4色は重要だったと聞く。だから真性の色として「真」がつく色は「真っ赤」、「真っ黒」、「真っ白」、「真っ青」となり、ほかの色には「真」はつけない。それに源氏は「白旗」、平家は「紅旗」でわかるように、当時日本において白の対象色は赤だった。


僕がインテリア色として考えるとき、まず部屋の基本色との相性も気にするだろうが、やはり「白」を基本に考えると思う。部屋の基本色が白であればまったく問題ない。白には無垢のイメージがある。清廉なイメージであり、それは色に染まる前の姿でもある。インテリアの基本色としてみれば、応用が利くということにつながる。たとえば照明の色でどうにでも変化が可能だと思うし、インテリア家具との相性もよい。

ただ、白は光を反射するので、壁としては多少凹凸があるものにした方がよいような気がする。南欧の白壁の感じがよいかもしれない。さらに夜などは間接照明にして、読書をするときだけ手元を明るく照らす照明があれば完璧だろう。


現在の我が家では、前述した趣とは程遠いのは事実だ。壁色は確かに白ではあるが、年月で少し汚れている。それでも、少しでも自分の住む場所を快適にしようと心がけている。少しずつではあるが、照明を変えたり、カーテンを替えたりと、「快」を求めてやまない。