2010年代に入ってから、AKB48などに見られるアイドルグループの台頭が目に付くようになってきましたが、音楽業界における基幹的な産業であるCD販売の存在が危ぶまれているように感じます。
AKB48やその派生グループのリリースするシングルやアルバムは、時としてミリオンセールスを叩き出すほどの多大な売り上げをもたらしますが、実際のところはそのCDに付属する握手券などを目当てにして同じCDを大量に購入するような人が続出しているために、売り上げが伸びているだけという事実が存在しています。
単にCDが100万枚以上売り上げるということは、現在は非常に素晴らしいことではありますが、このように、抱き合わせ販売が横行し、実際にCDを購入している人は売り上げの枚数には程遠く及ばないのが現状です。つまり、CDを実際に購入している人の数は、100万人もいるわけではなく、その半分以下にまで落ち込むのではないか考えられます。ですので、CDの売り上げ枚数がここ数年で復調してきたからといって、音楽業界が盛り返してきたと言えるのかというと、それには疑問符が生じるところであります。
今後は、そうしたあまり公正ではないCD販売の方法ではなく、純粋に多くのファンに買ってもらえる、聴いてもらえるようなCDを売っていくことが最も重要なことになるのではないでしょうか。