キャンディ日記
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面白い記事を発見したので、シェアしますね。

ドンキの店舗は、陳列棚なくして成り立たない。年4回のペースで開催される大会を取り仕切るのは、社長兼COO(最高執行責任者)の成沢潤治。食品や衣料品など全7事業部から4つを選定し、棚作りの腕を競い合う。
 
競技には事業部ごとに前回の優勝者(鉄人)と5人の挑戦者が出場。会場には平台6台が用意され、商品が入った段ボールが積み上げられている。 

開始の合図と同時に、競技者はアイテムの一覧表を受け取る。一覧表には商品名や画像のほか、売価や粗利益率が記されている。さらに、各商品について「売り上げ」「点数」「粗利益」のいずれを重視すべきかや、「最低陳列量」と「十分陳列量」の数値などが記されている。これらを参考に、制限時間内に棚を完成させる。
 
棚の「演出」こそドンキのドンキたるゆえんだ。"ハンター"である顧客が、目当ての獲物(商品)を探し出す喜びと満足が最大値になるよう仕掛けることが求められる。だが、それだけでは十分ではない。粗利益率の高い商品を、顧客が手に取りやすく、回転率が高い場所に配置する。この交差比率(粗利益率×商品回転率)を重視している。「売れて儲かる物を手に取ってもらえる陳列」ほど、高い評価を得る。

 食品部門で「鉄人」の称号を持つのが営業本部第四事業部神奈川支社のエリアカテゴリーリーダー、下市明生だ。

 2011年以降に開催された6大会中、4回出場。初登場で鉄人の称号を取得して以来、その座を維持してきた。強さの秘訣は圧倒的な速さと美しさにある。リストを受け取った瞬間から、頭の中で陳列の最終形を描く。そして、棚の上段から最速で棚を作り上げる。

 鉄人の称号を得た後、下市を取り巻く環境は変わった。皆が下市の棚作りに注目するようになったのだ。「権限委譲は孤独をもたらす。鉄人は皆から(その座を)狙われる分、より孤独を強く味わう」。だが、孤独が人を育てるとドンキでは考えている。

 ドンキは弱肉強食の世界だ。
 
日経ビジネス 2013年2月18日号抜粋

大企業となった今でも、戦い続けている「ドンキ」
見る目が変わりました。