暇つぶしにあいうえお作文50音!
あの子はぼくのそばにいて
いつもぼくの音を聞いていた
うるさいよねってひとりで笑ってた
笑顔を無理矢理貼り付けて
大人を無理矢理気取ってた
彼女はあの子のそばにいて
綺麗なものが好きだった
くだらないってぼくを嘲笑ってた
喧嘩をあの子と繰り返して
来ない明日を繰り返してた
さよなら、といったあの子の言葉に
知らないふりをして
素直になれなかったぼくは
世界が終わってしまえばいい
そんな風に思った
ただそれだけだった
ちっぽけなぼくとあの子と彼女
強くなれないぼくがいて
手を差し出せない彼女がいて
遠くに行ってしまったあの子がいた
なんでだろう
似たもの同士のぼくたちだった
ぬるい風が頬を撫でて
寝れない毎日がぼくを包んでいって
のんびり時間が過ぎてった
はやくぼくの音を届けて
ひとりでもいいと言ったあの子のこと
不安だらけがまとわりつくけど
ヘタクソなぼくの音だけど
本当にあの子に届くなら
毎日がぼくと彼女を追ってきて
見えないふりをして
無視していた時間が迫ってくる
目を閉じて浮かんでくるのは
もう遠くに行ってしまったあの子
やたらうるさい雨の音が
ゆっくり部屋に染み込んでは
弱虫なぼくと彼女を嘲笑ってる
ラブに溢れた過ぎてく街中を
林檎の曲を聞きながら
ルールも知らないゲームをやりながら
レポート用紙にあの子の好きな
ロマンチックな言葉を綴ってく
笑ってたあの子が好きだったぼくの音
をまた笑ってくれるなら
んーと遠くにいるあの子のために