初心者が知識ゼロからSEOを成功させるための7ステップ
※このコンテンツは、https://abe.mixh.jp/post/19/からの転載です。このページでは、SEOに関する知識がゼロの初心者の人が、はじめてSEOに取り組み、成功させるために必要な知識の全てを解説します。また、このページで扱う情報のレベルは「ここを理解すれば、あとは最新情報をキャッチアップし続ければいいよね」というレベルになります。この記事を理解すれば、もう脱初心者と言えるかもしれません。ただ、そのかわり濃い内容になっています。よく読み込んで頂きたいと思います。ステップ0:SEOを理解する、SEOをやる目的を理解するまず、SEOとは何かを理解します。SEOとは、Search Engine Optimizationの略。その意味は「検索エンジン最適化」です。ざっくり説明してしまうと、SEOとは、Google検索に引っかかるようにし、検索順位での1位を目指すものです。検索順位1位が取れると、驚くほどコストの低い広告・宣伝ができます。つまり事業の根幹である集客が成功します。そして、検索での上位を目指すための対策、これを「SEO対策」といいます。SEO対策にはありとあらゆる手法が存在します。ユーザーのメリットを追求する本質的なものから、Googleの隙を狙うような手法(ブラックハットなどと呼ばれます)もあります。「SEOとは」についてはナイルさんの以下の記事が参考になります。SEO(検索エンジン最適化)とは | SEO基礎知識 [SEO HACKS]ステップ1:Googleを理解する「検索エンジンなら、ヤフーはどうなの?」と思っている方もいるでしょう。しかし、日本国内におけるヤフーは無視してしまいましょう。その理由は、実はヤフーはGoogleの検索エンジンを借りているからです。たまに、少しだけGoogleと順位が違うことがありますが、誤差の範囲内ですし、誰も対策できませんから気にする必要はありません。しかも、それも基本的にはやがてGoogleの順位と同じになります。(ちなみに、海外においてはヤフーやBingなどの対策も若干必要となります。)さて、私たちが相手にすべきはGoogleだということがわかりました。ここで気をつけてほしいのは、「Googleの検索エンジンを攻略して、上位表示のファクターを特定してそれをマスターして上位表示しようとする」ことです。絶対にこういう考え方を捨てて下さい。Googleを攻略するよりもユーザーを攻略すべきだからです。そもそも、なぜ「Googleにバレずに勝てる」などと思っているのでしょうか?もはやGoogleを攻略するのは不可能です。Google社は、世界中から天才エンジニアを集結させ、最高の検索エンジンに向けて改善を繰り返しています。また、Google社は機械学習を活用し、いわゆるAI的な学習もGoogleは行っています。Googleという検索エンジンは、勝手に学習し、勝手に改善しているのです。Google社内の天才エンジニアですら「そこまでは把握していない。わからない」という公式声明を出すことがあるくらいです。そもそも、Googleは何のために最高の検索エンジンを作っているのでしょうか?彼らは、最高に便利な検索エンジンを作ることでユーザーを大量に集めています。そして、大量のユーザーに広告を表示してクリックさせることで収益を稼いでいます。ところで、Google社の売上をご存知でしょうか?12兆円です。 2017年のアルファベットの売上が1,109億ドル(約12.2兆円)を記録─2017年Q4の決算報告から | Unyoo.jpほとんどが検索エンジンの広告収益と考えて間違いなく、低く見積もって検索エンジンで毎年5兆円は売上を出しています。最高に便利な検索エンジンを作れば、ヤフーを引き離し、Bingを引き離し、検索エンジン市場での事実上の独占を成功させられます。そして、大金を稼げることが分かっています。だからこそ、Google社は世界中から最高のエンジニアを集めて最高の給与を支払っているのです。広告収益を稼ぐにはユーザーをたくさん集めなければいけません。そのためには、検索エンジン「Google」というサービスをどんどん改善していかなければならないのです。若い人たちは知らないかも知れませんが、昔のヤフーやGoogleの検索順位はクソでした。当時は、あるワードで検索しても、2ページ目移行まで見るなんてことは日常茶飯事。だれもGoogleの順位を信用していませんでした。しかし、最近は本当に良いページを上げてくれます。大体、検索したら1~3位のページを見れば良い情報が手に入ります。つまり、Googleは世界中から集めた天才エンジニアたちと一緒に最高の検索エンジンを作っています。良いページ・良いサイトを上位表示することで、「Googleは便利で良いなあ」と世界中のユーザーに思わせ、何度でもGoogleを使わせるために、改善を続けているのです。ここで、1つ。重要なことが分かりました。Googleは、良いページや良いサイトを上位表示する、ということです。決して昔のように被リンクを大量に買ったり、サテライトサイトを大量につくってIP分散して・・・なんてことはしないでください。圧倒的無意味なのです。むしろGoogleにペナルティをつけられてしまい、あなたのサイトに悪のレッテルを貼り、上位表示しづらくすることだって有りえます。Googleは良いページや良いサイトを上位に表示する。これはシンプルで当然に思えるかも知れませんが、SEOで成功するためには最も重要な知識です。Googleは、良いページや良いサイトを上位表示します。良いページとは、検索したユーザーが喜ぶようなページです。良いサイトも同様です。簡単に言うと、「こんなに良いページを紹介してくれてありがとうGoogle!」と言われる状態をGoogleはつくりたいのです。それによって毎年5兆円以上を売り上げるのですから。では、私達はどうすればいいのでしょうか?答えはシンプルです。良いサイトと良いページを作ればいいのです。つまり、ユーザーを攻略すればいいのです。遠回りなようですが、最短距離でSEOを成功させる方法は1つ。ユーザーを徹底的に攻略するという方法のみです。重要なのは、他のどのサイトよりも、ユーザーを満足させることです。ステップ2:検索ニーズを理解する、そのニーズを満たす方法をざっくりと理解するここでは、「どうやって検索ユーザーを満足させるか?」について、解説します。これは抽象的なテーマで、割と感覚的なので、具体例で解説します。「渋谷 賃貸」で検索するユーザーは何を求めているか?「渋谷 賃貸」で検索する人はどんなサイト・ページを見たいと思っているのでしょうか?渋谷の賃貸物件を持っている会社のHPでしょうか?渋谷の賃貸物件を紹介する仲介会社のHPでしょうか?答えは、物件情報のポータルサイトです。SUUMOです。当然、比較検索できるのでユーザーはこっちのが喜びます。HOME'Sも同じようなサイトなので、同じように上位表示されています。「渋谷 バイト」「渋谷 バイト」ではどうでしょう?これはお分かりだと思います。バイト求人のポータルサイトですね。TOWNWORKやマイナビバイト、バイトルが強いです。決して、居酒屋のHPの中の「アルバイト募集中です!」みたいなクソみたいなページはSEOでは上がりません。誰も求めていませんから。情報量が多く、比較でき、まとまっていて便利であるということが大きな価値なのです。ちなみに、2017年に個人的に調査したところ、アルバイト求人ではマイナビバイトがダントツ最強でした。バイトだけではなく、マイナビ社のメディアはSEOがとんでもなく強いです。これはSEO界隈では地味に有名なのですが、徹底してSEOをやっている会社です。マイナビは非上場企業ということもあり、あまり話題に上がりませんが、ネットメディア系のSEOでは最強なのではないでしょか。カカクコムなどもSEOを熟知している素晴らしい会社だったりします。ちなみにこのサイトでは、「なぜマイナビバイトはフロム・エーよりも強いのか?」のようなハイレベルなものには触れません。あれは、機能として便利というよりも、デザインやUX(ユーザー体験)の価値が優れているからだったりします。が、すごく細かくなってしまいますし、こんな激戦地でこれから戦うのはおすすめしません。神の境地だと思って忘れて下さい(笑)。脱線しました。このように事例でみると、「良いサイトが上がる」ということが分かりやすいのではないでしょうか。「良いページ」が上がる「良いサイトが上がる」のは確かです。しかし、「良いページ」が優先されることもあります。例えば、「渋谷 賃貸」で検索すると、SUUMOが上がります。一方で、似たようなワード「八王子 賃貸」で検索すると、HOME'Sが上がります。この検索結果から言えることは、サイトも評価するけどページ単体ごとでの評価もするということです。ただ、考えてみれば、それは当然です。検索するユーザーは、「SUUMOのページがみたい!」と思っているわけではなく、「八王子の賃貸物件を一番よくまとめているページがみたい!」と思っているのです。HOME'SとSUUMOを見比べてみましょう。八王子の賃貸物件では、SUUMOの物件数が約18,000件なのに対して、HOME'Sの物件数は約21,000件でした。もちろん微々たる差ですが、八王子においては、HOME'Sのほうが物件数が多いことが影響している可能性もあるかもしれません。もしくはHOME'Sのほうが八王子においてはユーザーを魅了する物件を紹介していると判断されているのかもしれません。つまり、どんなに高評価のサイトだからといって、どのページでも1位に上がるということはないのです。Googleはサイト・ページの何を評価するのか?ちなみに、Googleはサイト・ページを見て何を評価するのでしょうか?ユーザーが喜んでいるかどうか、どうやって判断しているのでしょうか?これはGoogle社が公開している情報ではありませんので、あくまで噂にはなります。しかし、割と私は確信している部分でもありますし、SEOマーケターの方々は大体同意してくれていますので、お伝えします。Googleは、以下のようなユーザーの行動をなんとか測定し、良いページ・良いサイトを判断しています。・検索結果におけるクリック率・クリックした後の滞在時間(よく読んでいるか)・クリックした後の行動(シェアしている、コピーして参考にしている、など)・クリックした後に戻ってこない(つまり、そのページでユーザーは満足した)などです。以上のような指標で、Googleは具体的にどうやって測定するのでしょうか。クリック率なんかは、普通にGoogleが自社のGoogleを分析すれば簡単にだせます。ただ、クリック後の行動なんかは関与されなそうです。しかし、GoogleはChromeという圧倒的世界シェアNo.1のブラウザを無償で提供していたり、Andoidというこれまた世界シェアNo.1のスマホOSを提供していますよね。たぶん、これって"そういうこと"なんじゃないか、みたいな説があります。つまり、Chromeという最高のブラウザをタダで使わせてくれているのは、もちろんGoogle検索させるためというのもあるでしょうが、ユーザーの行動を監視したいからなのではないか、と。あくまで、説ですが。でも私がGoogleの検索エンジン責任者だったらこれらのデータを使わない理由がないです。あとは、FacebookやTwitterの公開されている部分にはアクセスできるはずなので、シェアとかは見られているはずです。(ただ、google社は公式には「SNSは関係ない!」と言い張っています。参考:FacebookやTwitterのSNSシェアはSEOに直接の効果はない | SEO研究所サクラサクラボ)ステップ3:サイト設計と対策すべきワードを決める方法さて、何となく上位表示できるサイトというのが分かってきたのではないでしょうか?ここからは、あなたのSEO戦略を考える上では避けては通れない以下のようなテーマについて解説します。・どのキーワードを狙うのか・そのキーワードで上位表示するためにはどんなページをいくつ、いつまでに作れば良いのかです。どのキーワードを狙えばいいのかまずは、どのキーワードを狙うのか、です。これには、2つの視点があります。1.あなたが狙っている市場の見込み客が検索するワード2.競合よりも良いページを作れそうなワードです。1.あなたが狙っている市場の見込み客が検索するワードまずは、あなたが狙っている市場の見込み客が検索しそうなワードです。例えば、スマホケースを売っているなら、「iphone ケース」などの検索ワードで上位表示されれば、売上につながりそうですよね。全く意味のないSEOとは、集客につながらず、売上につながらないSEOです。アクセスを集めても客にならなければ、それはただの自己満足。個人ブログでやりましょう。全く意味がありません。そのため、あなたの狙うマーケット、賃貸サイトなら賃貸物件を探している若者かもしれませんし、カップルかもしれません。そういった人がどんなワードで検索しているのかを調べる必要があります。2.競合よりも良いページを作れそうなワード次に、競合よりも良いページを作れそうなワードに対してページを作っていくことが大切です。SEOは、競合を強く意識する必要があるということです。SEOの結果は相対的である、という事実をしっかり意識しましょう。例えば、Googleはあなたがどれだけ頑張っていても、CMで話題のサイトを上位表示します。なぜならユーザーは「名前を知っている」というだけでそのサイトをクリックし、そのサービスの購入を決めてしまったりするわけですから。逆の例では、もしあなたの飲食店が「渋谷」にあるなら、「渋谷 ディナー」なんかで上位表示しようと考えるのはなかなか難しいということです。食べログが強いからです。そのため、「渋谷 ディナー」で検索するユーザーを集客したいなら、食べログに有料掲載すればいいわけですが。基本的には、競争の激しいSEOマーケットを選ぶべきではありません。もちろん、それが業種なのであれば仕方ありません。やるしかないでしょう。ただ、その場合は、「渋谷 賃貸 高級」などのようなニッチなワードから対策していくべきかな、とは思います。競争が優しいマーケットを何とか見つけ、上位表示させる、というのがSEOの理想的な戦略です。ビジネスにおいても同じかもしれませんが、1位を取れるというのは非常に大きな強みになります。「〇〇」で検索したらうち1位なんですよ、といわれると、あたかもその業界で1位かのように思われたりもします。キーワードの洗い出しでは、何となくマーケットが決まった、という状況になったら、次にすべきは「見込み客が検索するキーワードの総洗い出し」です。ここには時間がかかりますし、たっぷりかけていきましょう。いま検索されているワードを調べるには、以下のツールを全て、使っていきます。https://www.gskw.nethttp://www.related-keywords.comhttps://goodkeyword.nethttps://www.keyword.iohttps://keywordtool.io↑のツールでは、「関連ワード」を洗い出してくれます。例えば、「賃貸」と入力すると「賃貸 渋谷」「賃貸 安い」などがリストに出てきます。こうしてたくさんキーワードを集めましょう。このステップでは、とにかく大量に集めることが重要です。ここで良いワードを逃してしまうと、また調査し直すことになってしまいますから。次にやりたいのは「検索ボリュームの調査」です。↑に上げたようなワードが検索される、というところまでは分かりましたが、「月に何回検索されるのか」も知りたいです。使うツールは、Googleアドワーズというサービスのなかの「キーワードプランナー」です。有料リスティング広告を使っている方は、ご存知かもしれません。このツールは、SEOにおいても使われます。むしろ必須のツールです。https://adwords.google.com/使い方については、こちらがわかりやすいです。【徹底図解】キーワードプランナー使い倒し術【2017年最新版】※上記の記事にも書いてありますが、キーワードプランナーは、1万円/年くらい広告費をアドワーズで使っている人でないと、正確な数字を教えてくれません。そのため、ツール利用費だとおもって、有料広告サービスを使ってあげましょう。ここまでで、「見込み客が検索するキーワード」「その全てのキーワードの検索ボリューム」がわかったはずです。エクセルやスプレッドシートにまとめましょう。あとは、ブログコンテンツでSEOをやるなら、1ワードずつコンテンツを作っていくだけ。キーワード洗い出し、コンテンツプランニングについては、バズ部さんの以下の記事がとても参考になります。ブログを始める前に必ず行いたいコンテンツプランニングの3ステップステップ4:1ワード1ページずつ作っていくこのステップで最も重要なのは【その検索ワードで1位に表示されるべきページは何か?】という質問です。全てのページにおいて、この問いに答えていくということになります。【ライティングステップ】キーワードを決める検索するまでのユーザーの流れを想定するユーザーが読み終えたあとのゴールを決めるニーズを洗い出す提供できる価値は何か全ての文章は、主張、その理由、その証拠、その具体例でわける。かつこの順番。仮タイトルとアウトラインを決める超魅力的な書き出し文を書く文章を書いていく最高のタイトルを決める(クリックされやすいように・32文字以内)公開効果測定(Analytics、ヒートマップ※)※ヒートマップはけっこう大変なので、ほんとうに重要な記事だけにしましょう。ヒートマップについては以下が参考になります。【SEO効果あり】スマホ時代にヒートマップは必需品: UI/UX改善からコンテンツ改善まで | ミエルカブログまた、ヒートマップを使うことで分かったことをシェアしてくれているこんな記事もあります。ヒートマップテストで判明した19点の超重要データ | SEO Japanステップ5:SEOが成功している事例を見るこの記事のはじめのほうに、「SEOは相対的である」ということをお伝えしたかと思います。ということは、上位表示されているサイトを参考に、もっと言えばある程度は真似するということも大事になってきます。成功しているビジネスモデルを真似ることは自社の成功への近道、と言われますが同じことです。SEOも、基本的には見えないところでの施策よりもふつうに見えるところでの施策のほうが効きます。それこそ昔のブラックハット有効時代には、「被リンク購入」「サテライトサイト量産」がかなり効いたため、お金ですぐに順位が買えるようなものだったらしいですが。そこで、このステップではSEOを成功させることでビジネスも成功させている事例を紹介します。(WELQはSEOで成功し、ビジネスでは失敗した例ですが。)成功している事例(サイト)から学びたいのは、・内部リンク構造・パンくずリストの使い方・UI / UX・URL構造・上位表示しているページのタイトルなんかです。いくつも見ていると、「SEOで成功しているサイトって皆これやってるな」というのが分かってきますので。マイナビバイトhttps://baito.mynavi.jpマイナビ系のサイトは全部、ほんとに全部、SEO強いんですが、特にマイナビバイトの強さたるやスゴイです。バイトのサイトでは、マイナビ・タウンワーク・バイトルなんかがSEOだと強いんですが、基本的にはどんな「地域名 バイト」でもマイナビバイトが1位になってます。これは本当にスゴイとしか言いようがない。美味しいワインhttps://wine-good.jpこちらは、SEOコンテンツ会社のウェブライダー社の自社メディア。メディアといっても20記事ほどしかありません。ですが、「ワイン」という単体ワードで1位に表示されていたりします。狙っているキーワードは全部上位表示というか1位表示されているっぽいですね。参考になるのは、・ページ数でないこと(1ページが充実していれば)・アイキャッチ画像・タイトル・企画力(キャラクター・吹き出し・監修)などです。じっくり全ページ読みたいところです。mybest(マイベスト)https://my-best.comこちらは最近ガンガン伸びていそうなメディアです。噂によると売上もすごいことになっています。以前すごく成長していたKAUMO(カウモ)と全く同じビジネスモデルです。SEOで上位表示させて、Amazonリンク踏ませてアフィリエイト報酬で収益を出すというモデル。しかし、特に違うところがあるとすれば1点。コンテンツの信頼性を担保するために、(たぶん)全ての記事が「専門家による監修」となっています。監修つけてこのスピードで成長しているのは本当に素晴らしいです。タイトルづけはもう、テンプレートな感じなのでサイトを回遊すると違和感というか気持ち悪さがありますが、関係ありません。なぜなら、集客はSEOで、目的はそのページでのコンバージョン(Amazonに飛んで購入)だからです。WELQ(ウェルク)こちらは今は非公開で、おそらく今後も公開の目処は無いので、URL貼りません。コンテンツの虚偽情報・パクリなどで炎上して非公開になりました。以下、事件の概要です。参考に。DeNA「WELQ(ウェルク)」休止…まとめサイトの問題点と背景は ここでWELQを紹介したのは、当時、MERYなどとともに爆発的急成長していたWELQのSEO戦略を「すごいなー」と思って眺めていたからです。つまり、社会的には問題が少なからずあったにせよ、SEOという観点で言えば最強と言えたんではないでしょうか。また、全てのコンテンツの質が悪かったわけではありませんでした。そういった意味でも紹介したかったのですが、今はもうサイトが見られませんから、覚えている限りでのSEO戦略の1つを紹介します。WELQはとにかく量産型の運営で、検索ワードを網羅的に捉えていました。質よりも、という感じで。しかし、重要なページではおそらくきちんとしたライターを使っていたと見られます。そこのバランス感が上手かった気がします。検索ボリュームによって変えていたのでしょうが。網羅的に、というところで例を挙げると、「〇〇がん ステージ1」「〇〇がん ステージ2」「〇〇がん ステージ3」など、がんの全ステージに対してページをつくり、しかも同じような内容にならないように編集して公開していました。「とにかく関連ワードのページは全部作るぞ!」という恐ろしい戦略です。ただ、今でもこの戦略は活きてきます。当然。Googleからすれば「〇〇がんについてはこのサイト最強だ。〇〇がんの関連ワード全て情報あるし。」と判断せざるを得ないわけで。ただ、通常の倫理観で言えば「がん」というワードでこの戦略を出来るのは「医師監修」か「医師が執筆」のコンテンツでしょう。また、今後の医療情報は「医師監修」は当然という状況になっていくと考えられます。ただ、WELQのほうがマシだった問題も浮上してきています。他の医療情報サイトのほうがひどかったということです。病院のサイトは読みにくかったり情報量が少なかったりするのでSEOではなかなか上がってきません。SUUMO(スーモ)https://suumo.jpリクルート系のサイトはSEO強いです。1つには 徹底的なプロモーション(CMなど)による認知度もあるのですが。SUUMOについては、特に説明の必要は無いでしょう。不動産情報ポータルサイトです。身近なのは賃貸物件の検索機能でしょうか。SUUMOから学びたいのは、地域名の扱い方です。SUUMOなど不動産情報において重要視したいのは、「地域名」でしょう。主な集客ワードは「地域名 賃貸」でしょうから。ポータル系だと、多分地域名で検索されたい方が多いと思うので、そんなときはSUUMOみたらどうですか、ということで紹介しました。(他にも、求人系や、飲食なんかも参考になりそうですね。)バズ部https://bazubu.comバズ部。コンテンツマーケティングを広めたのはこのサイトが発端なのではないでしょうか。こちらのサイトは、ダントツで良いコンテンツとは何なのか、というのを思い知らされますwこれほどのコンテンツを作らなければいけないんだな、と気づくために見まくりましょう。あとSEOについての基本から応用まで網羅的に書いてありますので、とてもオススメです。あるWebマーケ系の会社では、新人研修としてバズ部の全ページを読ませるみたいです。今はあまり更新していないようですが、本質的な内容なので今でも十分良いサイトです。価格.comこちらは比較サイトを運営される方なら見ておいて法が良いですよ、という意味での紹介です。mybestとターゲット層が似ていますが、基本的には「〇〇(商品名) 比較」とか「〇〇(商品名) ランキング」「〇〇(商品名) おすすめ」などの検索数が多くて更にコンバージョン率も高いワードを徹底的に狙っている感じです。カカクコム社の利益率からも、SEOがどれだけ成功しているかが分かりますね。ちなみに食べログもカカクコムのサービスですが、やはり食べログもSEOが非常に強く、ずっとTOPを維持していますね。Rettyなども出てきていますが、なかなか食べログを超えるのは難しいようです。ステップ6:テクニカルなSEO知識まとめ(HTMLタグやSearch Consoleの設定など)このステップでは、SEOのテクニカルな部分、技術的な部分について解説します。主にはコーダー、エンジニアさんが担当するところでしょうか。title, a, h, metaWordPress内部リンク構造(記事中だったり、カテゴリー)AnalyticsSearch Consoleソーシャル活用(はてブ、faceboook, Twitter, NAVERまとめ)ステップ7:暴力的なSEOの手法もあることを理解するCMや猛烈なプロモーション。戦略が決まれば、あとは丁寧にやることと、資金力だけなので。