長崎原爆の日 七十五年 | 俺の命はウルトラ・アイ

長崎原爆の日 七十五年

 おはようございます。令和二年(2020

年)八月九日です。

 七十五年前の昭和二十年(1945年)

八月九日午前十一時二分、長崎県

長崎市に原子爆弾が投下されました。

 

 

 アメリカ合衆国政府は八月六日の

広島県への原爆投下の三日後に、長

崎にも恐るべき核兵器を投下しました。

 

 

 原爆によって、沢山の人々が殺害さ

れました。七万四千人が亡くなったと言

われています。


 被爆によって癌等の重病にかかった

方もおられます。

 

 昭和二十年(1945年)八月十五日日本政府

はポツダム宣言の受諾を世界各国に通告し、

大日本帝国統治者昭和天皇裕仁が国民に、

帝国の降伏を放送で発表し、九月二日帝国政

府は降伏文書に調印しました。

 

 広島・長崎への原子爆弾投下は、非戦闘員

の市民を虐殺した行為であり、その冷酷な戦

争犯罪に悲しみを覚えます。

 

 ハリー・S・トルーマン(1884/5/4-1972/12/26)

大統領の冷酷な政治決定に深い悲しみを覚え

ます。

 アメリカ政府は、広島・長崎への原子爆弾投

下を謝罪すべきです。

 

 

 日本国の課題は、広島・長崎原子爆弾投下の被害を

確かめ、世界に語りかけ、戦争の残酷さを伝え、核兵器

の廃絶を訴え、平和憲法を固く守り、その精神を明らか

にすることであります。

 

  日本国憲法 第九条 戦争の放棄

  1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を

    誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力によ

    る威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する

    手段としては、永久にこれを放棄する。

  2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦

    力は、これを保持しない。国の交戦権はこれを認

    めない。

 

 

 日本国の主題は、広島・長崎原子爆弾投下の被

害を悲しみ、戦争の残酷さを伝え、核兵器の廃絶を

訴え、平和憲法第九条を守ってきました。

 

 しかし、安倍晋三総理は、祖父岸信介元総理が

執念を燃やして果たせなかったという私的理由で

憲法九条を改変し自衛隊を明記しようとしています。

 自民党憲法草案は、天皇元首化、君が代国歌

明記、日章旗国旗明記及びそれらへの国民の尊

崇義務も書かれています。緊急事態条項が通れ

ば、安倍晋三総理は国民の預金を自由自在に奪

えて終身独裁制を敷けます。
 「日本国憲法は古いから変えるべきだ」等と言う意

見は、現代人の傲慢であり、新大日本帝国建設を

狙うものであります。

 

 

 

TOMORROW 明日 黒木和雄監督作品

 昭和六十三年(1988年)八月十三日映画『Tomorrow

明日』が公開されました。

 

『Tomorrow明日』

製作      ライト・ヴィジョン

         沢井プロダクション

         創映新社

原作      井上光晴

配給      ヘラルド・エース

         日本ヘラルド映画

脚本・監督  黒木和雄

 

 昭和二十年八月八日長崎県の三浦一家の

日常を描きます。一日を懸命に生きる人々に

九日午前十一時が迫ろうとする。

 管理人は昭和六十三年(1988年)秋に三越

劇場でこの映画を鑑賞し、戦争の怖さを学び

ました。

明日3

 

 

 昭和五十年(1975年)十月三十一日、大日本帝国を

統治した元首であり、「陸海軍ヲ統帥」していた昭和天

皇裕仁は、広島原爆投下について、「この、原子爆弾

が、投下されたことに対しては、遺憾には思ってます

が、こういう、戦争中であることですから、広島市民

に対しては気の毒であるが、やむを得ないことと、わ

たくしは思ってます」と語りました。

 

 全身を焼かれ殺された自国の民に対して、「やむを

得ない」と語る統治者・象徴の言葉に、深い悲しみを

感じます。原爆で殺された方々の苦痛を思うと、悲憤

の心を抑えられません。

 

 又戦争責任について問われると、昭和天皇裕仁

は、「文学的方面は研究していないからお答えは

できません」と答えました。

 昭和天皇が平和主義者で国民の幸を願っ

ていたという半藤一利や朝日新聞の主張は

真っ赤な嘘です。

 「戦争の全責任は裕仁にある」という奥崎謙三

の言葉は歴史の事実を語っています。

 

 イタリアの映画監督エルマンノ・オル(1931/7/24-2018/

5/7)ミ師は、二度の原爆投下え受けた日本を「どの国より

も苦痛を味わった国」と確認され、平和への道を「日本に

教えて頂きたい」と仰いました。

オルミ師

  広島・長崎で原爆で殺された人々と、オルミ監督は

今、現代日本を見つめておられると思います。安倍晋三

総理の我儘に媚びて憲法九条改変に迎合してはいけ

ません。戦争の傷跡に学び、九条を守って行くことが

私達の課題です。

 

 

 今こそ、七十五年前の昔に先輩達がいかに苦労

されたかを学び、尊い犠牲を忘れず心に刻むべき時

であります。

 

 核兵器の無い地球が実現することを祈ります。

 

 


                            合掌