今年は“国民読書年”ということで、東京FMホールにて
《ベストセラーズサミット2010》が開催されました。
財団法人文字・活字文化推進機構会長 福原義春さん(資生堂 名誉会長) の基調講演のあと、
ベストセラー作家の方のパネルディスカッション。
「梶原しげるのプロのしゃべりのテクニック 」(日経BPムック)/日経ビジネスアソシエ、「すべらない敬語」 (新潮新書)などを書かれている梶原しげるさんをナビゲーターとし、3人の人気作家の方々が熱いトークを繰り広げられました。
3人とは、
林 望さん
文学者であり、さまざまな分野の本を出版されています。近著、「謹約源氏物語」は、国語の教科書で読んで古文に苦手意識を持ってしまった人でも、源氏物語ってこんなに面白かったのか!と思える作品。
謹訳 源氏物語 一/林望
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坂東眞理子さん
昭和女子大の学長でいらっしゃり、著書「女性の品格」は、読まれた方も多いのではと思います。
女性の品格 (PHP新書)/坂東 眞理子
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神田昌典さん
経済コンサルタント、マーケッターとしてご活躍で、著書は今やビジネスマンのバイブルと言われています。
全脳思考/神田 昌典
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読書が人生をいかに豊かにするものなのか、このご3方のエピソードに深くうなづかされます。
電子書籍の波が押し寄せる時代にあって、「本」というものの存在価値、これからの出版についての参考になる意見や面白いお話についても伺うことができました。
また後日アップ出来ればと思います。
そして、テーマである、“未来の子供たちに伝えたい!読書が与える人生の力”
ということについて、読み聞かせの重要さを皆さん、おっしゃってました。
“読み聞かせ”というと、ついついお母さんを思い浮かべてしまいますが、イギリスでは、お父さんが低いバリトンの声で子供たちに聞かせるという文化が、読書の習慣づけに役立っているそう。
神田正典さんは、子供たちを本屋に連れて行き、好きな本を選ばせて(本代はおこずかいとは別に好きなだけOK)それについて親子で話をすることで、子供たちとのコミュニケーションを図られているということです。
お子さんたちはもちろん国語が得意だとか
読書、そしてそれを面白いものだと子供たちに分からせる親子のコミュニケーションは、これからの時代に、本当に見直し、大事に育まなければならないことだと思います。
それから、美智子妃の書かれた「橋をかける」の朗読に思わずウルウルときてしまいました。
今まで皇室ものと思うと読書には敬遠しがちだったのですが、悲しみを背中の殻にいっぱいしょったでんでん虫の話や身体検査の話など、どうしてこういったものを編集者が選んで載せたのかという意味までとらえられており、是非、購入し一読したいと思っています。
- 橋をかける (文春文庫)/美智子
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その後は、全面ガラス張り11階からの素晴らしいロケーションを楽しみながらのアフターパーティー
今回このイベントへのご縁を下さったのは、株式会社ドリームステージジャパン代表取締役であり、東京FM系列「ベストセラーズチャンネル」のパーソナリティーもされている平間正彦社長。
http://ameblo.jp/dshirama/
私も所属している『溝口win-win倶楽部』の主宰者で
『溝口win-win倶楽部』の活動の一環として、会員向けに“トップ対談音声CDシリーズ”を発行されており、自らがインタビュア―となりお迎えした講師の方のお話を引き出されています。
(その講演者はをされたのは、溝口メンタルセラピストオフィス代表で「なぜ、追いつめられたネズミはネコに噛みつくのか?」等の著者、溝口耕児先生、
いのうえ歯科医院理事長で「すぐにケータイをかけなさい!」等の著者、井上裕之先生など。)
そして、秋には、平間さんご自身が講師として話されるということで、恥ずかしながら私がインタビュア―を務めさせていただくことになっています
本で、声で、私達の知的財産が大切に伝えられていき、これからの未来を支える子供たちがさらに豊かになっていってくれることを願います。
平間さんと、朗読をしてくれた子供たち。
With much pleasure