今日は、竹芝にて天才工場さん主催のイベント
「マネーの虎2010&ビジネス交流会」に参加してきました。
昔、テレビの人気番組だった「マネーの虎」を一夜限り再現。
3人の“虎”は、当時番組で活躍されていた
格安航空会社を創りたいAさん、
虐待児童の為のレクリエーション施設を創りたいBさん、
中国でベビー服のビジネスに着手しようとしているCさん。
3人とも、虎を唸らせマネーGETとはいきませんでしたが、虎達の冷静で現実的で率直な切り返しをなるほど~と思い面白く聞かせて頂きました。
虎曰く
「夢を持つのも好きなことを仕事にするのも大事ですし、著書にもそう書いていますが、
ただ好きなことをすればいいというのは現実的には甘くて、ビジネスをするのであればちゃんとキャッシュポイントを押さえて考えなければいけない」
そして
「あきらめないこと」
その後、立食で歓談する中、何名かの素晴らしい方々のプレゼンテーションが。
そのうちのお一人に、アールグラージュ作家の梅澤千雅子さんがいらっしゃいました。
アールグラージュとは、一枚の絵に違った光を当てることにより、朝から夜へ、春から秋へとゆったりした時間の流れを幻想的に表現していくアートです。
例えば、一枚の絵で、山際から燦々と朝日が昇る様子、日暮れて夕闇へと溶け込んでいく様子の両方を堪能することができるのです。
画像で再現できなくて残念
梅澤千雅子(僧名・雅 照)さんは、
ある日目が覚めたら手足が動かない状態になりリウマチと診断されました。
両手両足機能全廃となり、人生に絶望し、死を考えたこともあったそうですが、
「生きていてくれるだけでいい」というお母様の言葉から自らの可能性に目覚めていきます。
そして、ある時見た日本画に感動して涙が止まらなくなったことから日本画壇に入門。
藤原祐寛師に師事。
メキメキと頭角をあらわし各地で個展を開催するまでになっていたある日、
今度は右肘粉砕骨折の事故
作家の命の右腕を奪われ、日本画壇への夢を断念してしまいました。
4年の歳月が流れ…
ある時、アールグラージュとの衝撃的な出会いに再び感動の渦に巻き込まれ涙が溢れ出てきたとのこと。
同時に自らの心までもが癒されるのを感じ、アーティストとしての活動を再開されました。
2度もの絶望に出くわしながらも、その都度そこから夢を創造して体現し、見る人に感動を与える梅澤さん。
直接お話をさせて頂きましたが、きっとおいくつになられても変わらないだろう女性らしい可愛らしさと、柔らかで温かいオーラをお持ちの方でした
印象的だった梅澤さんの言葉
「感動は閉ざされた心を開くのです」
Thanks a lot