私は割と本を読む方だと思う。
ジャンルはさておき、本が好きだ。
だが、子供の頃は全く本を読まなかった。
挿絵が可愛ければ読む、といった具合なので
小学生に人気シリーズの児童書も読んだことがない。
(今、見たら人気シリーズの挿絵も可愛いんだけどね)
しかし、本を読まない私にも本を読むきっかけがあった。
男だ。
当時、付き合っていた彼が「ロウバイ」と言う言葉を使った。
私は「?」だった。
その反応を見た彼は
「あぁ、ごめん。俺、本読むからさ。本に出てくる言葉使うんだよね。難しい言葉、知ってるのよ」
何に対しての「ごめん」なのか今だにわからない。
とりあえず、「俺は本も読むインテリでもあるんだぜ、カッコいいだろ」的な発言だったのかも知れない。
ここで可愛い女の子なら
「そうなんだ◯◯くん、すごーい❤️かっこいいね❤️」とでも言うのかも知れない。
(知らんけど)
でも、私はそんな可愛い女の子でなく、むしろ私の対抗心に火をつけた🔥
「こいつより、もっと本を読んで自分が大したことないことを思い知らせてやる…‼︎」
今思えば、何故そんなに彼氏に対して対抗心を燃やしてるのかも分からんが
(彼氏がちょっと亭主関白オーラを出してて、調子に乗ってるのが気に食わなかったんだと思う)
そこから私の図書館通いが始まった。
高校の図書館には話題作の小説が多々あり、利用者も少なかったため、すぐに借りられたのだ。
通学も電車通学で、電車に乗ってる時間に読める。
部活をしていたため、平日だけでなく土日祝も学校に行く為、また電車に乗る…本を読む…
といったサイクルが自分ででき、本を読む習慣ができた。
本のジャンルや著者には偏りがあると思う。
でも良いのだ。楽しみでもあり、趣味だから。
今となっては、きっかけをくれた元カレにありがとう、だが、一言言わせてくれ。
「ロウバイ(狼狽)」はあまり口語表現では使わないらしいよ…
難しい言葉、使いたくて使ったのかな?
では、ごめんあそばせ