数年前に明石海峡大橋海上ウォークというイベントに参加した。
神戸の舞子という地から淡路島まで普段歩くことができない、明石海峡大橋を歩くというイベントだ。
確か参加条件にトイレを我慢できる、というのがあり納得した記憶がある。
片道約4キロ、帰りは淡路島到着後に用意されたバスで神戸へとんぼ戻りするのだ。
最初は足元が怖い。下を見ると海が見える…
風もきついし、普段被らないヘルメットの違和感も気になる…
でも、慣れとは怖いもので1キロも歩けば慣れてくる。
すると飽きてくるのだ…
見るものは前のひたすら続く道(というか橋)と海しかない。
することといえば、喋ることか、海の写真を撮ることくらい。
景色もあまり変わらないのだ。
それで地味に淡々と続く3キロを歩き続けないといけない。
一緒に参加した設計士の資格のある友人は、歩きながら係の人に橋の構造の質問をしつこく、しつこくしまくったため、鬱陶しがられてた…
(最終的には「橋の博物館に行って下さい」と流されていた)
ふと、あのイベントは今も続くのか調べてみた。
来週あるらしい。地味で淡々としていても人気イベントなのだ。
(応募は締め切り済み)
そんな貴重なイベントに参加できたことを誇りに思う。
そして、修行のように一緒に歩き続けてくれた友人たちに感謝である