アニメ「ダンジョン飯」をみている、ゲーム親父です。

第１話をみて「あれ、アニメなんかつまらなくないか？」と違和感を感じていましたが、２話からは私のイメージするダンジョン飯になってきた感じがして、ほっとしてます。

思うに１話、４人がそろうまでを急ぎすぎたのではないかと。

原作漫画は読むところが多めなのに、絵の雰囲気とかで間を作ってくる感じを受けます。

アニメ１話はあんなにいろんなことがあったのをサラッとやりすぎて、なんか駆け抜けちゃってる気がしてガッカリだったんです。

でも２話からは原作を読んでるテンポに近くなってきたような気がします。

３話にも期待できます。

ダンジョン飯は「ファンタジー」と「科学」の混ざり具合が絶妙なんです。

「科学」と言ってもオーバーテクノロジーなロボみたいな鎧がでてくる、とかそんなんじゃない。

「生物学」が鋭いんです。

ファンタジーなんで、本来ならモンスターに生物学的考察はいらないんです。

でも、ダンジョンには生態系があり、主人公たちはそれを食べながら迷宮を攻略するストーリーなので、私たちが「魔法の生物」と片付けてしまうものにも、大なり小なり生物学的考察が付けてあるんです。

２話のバジリスクは本当にいい例で、コカトリスを威嚇する方法や、鶏の頭と蛇の頭にそれぞれ脳があるとか、モンスターごとに考察やうんちくが語られていて、観ていて楽しいんです。

もちろんこの漫画オリジナルの設定でしょうけどね。

で、このモンスターが私たちが知る料理に調理されて出てくるんです。

そうなると、私たちの世界の食材の素になった生き物と、作中のモンスターが頭でリンクしてきて、作品内の料理を食べてもないのに味が想像できてきます。

↑こんな感じか？

ああ、あのモンスターってあんな味なのかなって。

結果、急にモンスターが近しい存在になるんです。

このプロセスが観ていて楽しい。

その上、彼らにはドラゴンに食べられた妹を救うという大変な目的があり、メンバーがみんな大真面目なのに、真剣になればなるほど意図せぬ悪ふざけになってしまうストーリーが秀逸。

主人公たちが一癖二癖ありすぎて、ギャグとシリアスのバランスも絶妙なんです。

もしみていない人がいたら、１話はちょっと我慢してもらって、２話目まではみてほしい。

１話でやめちゃった人も、２話までは付き合ってほしいです。

２話からはちょっとずつキャラの灰汁がでてきてますから（まだまだ序の口です）。

今週の放送も楽しみ。

ああ、ダンジョン飯なそれだけの話。

それだけの話1495