その翌日普通に学校に行った。
授業中あの紙のことを何度も思い出した。
紙はバッグの中だった。
行こうか。。。行かないか。。。
それしか考えていなかった。
時間が過ぎもう放課後だった。
友達の隆がやってきた。
ねえ~ゲームセンター行こうよ!
僕は昨日の夜のことで頭がいっぱいだった。
僕:いや、今日はやめとく。
隆:え~いいじゃん。どうせどこにも行かないんだろう?
僕:そうだけど今日はそんな気分じゃないんだごめん。
隆:そっかじゃまた今度な。
僕:うん、ごめん。
隆は家に帰っていった。
僕はバッグを持って帰る所だった。
そしたら、後ろから声が聞こえた。
ねえ、OO君。
後ろに振り返った。
それは一つ下の後輩の佳子だった。
あまり話したことがない。
僕:何か用か?
佳子は僕に一枚の紙を突き出した。
その紙は昨日僕がもらった紙と同じ物だった。
続く。。。

僕はなんでこの世界に生まれてきたのだろうといつも思う。
そんな特別な才能もある訳でもない。
普通の家庭に生まれ育ってきた。
普通の高校生だ。
そんな僕がある日の夜、塾の帰りにある男の子に出会った。
塾が夜の十時に終わった。
僕はそのまま家に帰っていた。
歩いていた途中でその子に会った。
その子供ランドセルをしょっていて道の真ん中で星を見上げていた。
見たことない子だった。
名札が付いていたが何も書いていない。
その子を見つめてしまっていた自分がいた。
なぜこの子はこんな遅くに空を見上げているのだろう?
何処の子だろう?
名札に何故何も書いていないのだろう?
頭の中にいろんな質問が浮かんでくる。
その子に一歩ちかずこうとした。
一歩前に足動かした。
その一歩が地面にしっかり付いた瞬間、その子はこちらを見た。
その子は僕にこう言った。
君は自分に不満を持ってるの?
何故かその質問に自然にうなずいてしまった。
うなずき動作を見ると同時にその子は僕にちかずき僕に封筒を渡した。
封筒を渡した瞬間その男の子は去っていった。
追いかけても捕まえられないと思った僕はそこでじっとしていた。
その子が見えなくなると僕は封筒を開けた。
封筒の中には紙が一枚入っていた。
その紙にはXX高校明日午後五時と書いてあった。
続く。。。