you tubeをよく見るのだが、久保田という弁護士

がやっている、弁護士you tuberというのが面白

い。この弁護士がやっているのは、架空請求退治

である。

 ずっと昔、ボクも架空請求を受け取ったことが

ある。内容は忘れてしまったが、未払金があるの

で払ってくださいというようなことが、いかにも

裁判所か弁護士事務所から来たような風を装った

文書だった。疑問のある方は下記に連絡してくだ

さいと、民事法律事務所とかいうような宛先と電

話番号が書いてあった。

 法律に疎い人なら慌ててそこに電話してしまい

そうな文面だった。ボクは銀行でも法務を担当し

ていたし、家裁の調停委員も長くやっていたので

インチキ法律文書なら直ぐ見破れる。久保田さん

が取り上げる架空請求もそのたぐいで、いかにも

騙されそうな大企業(例えばJTB,AUなど)や役

所(検察庁、弁護士事務所、時には警察など)を

名乗る架空請求で、普通の人なら大慌てで電話を

かけてしまいそうだ。内容は有料アダルトビデオ

の料金が未納になっているなどが殆どで、もしか

すると該当するものがあるかなという気がしてし

まうようなものだ。そして未納が続けば裁判する

財産を差し押さえるというのが多いようだ。裁判

が困るなら示談にしてあげるが、示談金を50万

円とかだしなさいといとうに展開していく。久保

田弁護士がやっているのは、あえて電話ください

というところに電話してじわじわ嘘を論破してい

くというもの。最初は架空の人物を名乗り、ここ

ぞと言う時に本名と弁護士であることを名乗る。

決め手は最後にこの電話は全部録音してあるので

それは警察に届けると言う。相手は慌てふためい

て警察には届けないでくれと哀願したり、逆切れ

して喚いたりするが、無視して電話を切ってしま

うのだが、そのプロセスが面白い。興味のある向

きはyou tubeを一度ご覧ください。