Radiohead の中心メンバーであるトムヨークとジョニーグリーンウッドと、ジャスドラマーであるトムスキナーの3人が組んだバンド、The Smile。　

相変わらず、刺激的な作品をリリースしてくれました。

「Don’t get me started」

直訳は、「私におしゃべりをはじめさせないで」ですが「話し出すとキリがないよ」とか、「愚痴が山ほどある」という意味の英語表現だそうです。

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「KID A」以降の2000年代のRadiohead、及びトムヨーク、ジョニーグリーンウッドの二人のソロ活動では、様々な音楽表現を聴けて、僕は大きな刺激を受けてきました。

その数々の作品を、ざくっと考察すると、ロックに、クラシック、現代音楽、実験音楽、エレクトロニックなどの要素を入れ、混沌とした現代社会を、既成の表現に囚われず描いていった歴史ではないかと思います。

かつ、彼らが優れているな、と思うのは、前衛的でありつつ、前衛になりすぎず、商業的、ポピュラー的な要素も微妙に感じられる点。

その動きは、美術の世界で言えば、バンクシーに代表されるアーバンアートを想起させるように思います。

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アーバンアートの定義；『都市環境を背景に現代の都市で発達した視覚芸術で、壁や建物、道路や橋などの公共の場所にアートを描くことを意味します。ストリート・アートもアーバン・アートに含まれ、言語、文化、宗教、出身地の壁を超えた視点から、差別や貧困、人種問題などの社会問題や資本主義などをテーマに取り上げ、ルールや規則に縛られず、アーティスト個々の手法によって浮き彫りにする』

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アーバンアートについては、以前京セラ美術館で、MUCA展に刺激を受けました。

MUCA（ムカ）展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜ヨーロッパ最注目美術館「MUCA」のアーバン・アートコレクションが日本初上陸！

www.mucaexhibition.jp

『久しぶりの旅　京都京セラ美術館』久しぶりの旅の一日目の近江八幡では、かなり歩きました。スマホの記録によると2万歩。約16キロです。二日目の朝の彦根城でも結構歩きましたのでヘトヘトでした。⭐︎…

ameblo.jp

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Radiohead 、The Smile、

その中心人物であるトムヨークとジョニーグリーンウッド。

彼らの作品は、この混沌とした、複雑な現代社会において、自分とは何か、自分はどうありたいか、社会にどうかかわっていくべきか・・・・内省するきっかけにつながる視座を与えてくれるように思います。

アートとロックの邂逅。

ユニークなポジショニングで、魅力的な作品を作り続けている彼らに、今後も注目していきたいです。

The Smile 「Don’t get me started」