映画スターウォーズを見たとき。

バック・トゥ・ザ・フューチャーを見たとき。

ジュラシックパークを見たとき。


アメリカ映画の撮影技術の進化と映像表現の豊かさ。そして何より、人間の想像力の豊かさに驚いた記憶があります。


豊かな想像力をもつ人達が、

お金をもつ人達を説得し、

テクノロジーを使いこなし、

視聴者に驚きと感動を与える作品に昇華する。


新しいエンターテイメントのカタチを知ったような思いを当時、もちました。


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そして長い時を経て2020年代。


僕は、自分が、韓国ドラマの撮影技術の進化と映像表現の豊かさ、想像力の豊かさに驚いていることに、驚いています。

動画視聴サービスによる豊かさ資金の力も大きいと思います。


特に最近視聴した「セレブリティ」「マスクガール」そして「ムービング」


人間の想像力は尽きないなということと、

進化した技術を使いこなした、これまでと異なる映像表現が出てきたな、という感覚をもちました。


「マスクガール」「ムービング」は、結構エグい。

恐らく日本の地上波では放送できないなと思います。


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その中でも、特に「ムービング」


最高の俳優、脚本と、

最高の想像力、技術が結実した作品。

そこに親の子供への溢れる愛情。

夫婦愛。

しっかり描かれている。


「親は子供のためなら、いつでも怪物になる」


子供を思う親の姿、妻を思う夫の姿。

何度も泣きました。



あと「違う」ことの尊さ。

「違う」を、隠さざるを得ない人々の苦しみ。

マイノリティの方々の尊重という視点もあるように感じました。


そして、このドラマが優れているのは、

爽やかな学園モノ、サスペンス、SF、すさまじいアクション、様々な要素をうまくまとめているところ。


日常と非日常

静と動

冷と熱

相反する感覚の同居


そこに、無骨なおじさんが、無邪気で不器用なところもあり可愛い。

敵でさえ、愛おしい存在で描いているところもジーンとくる。。


30キロ増量して役づくりしたボンソクくん役の俳優さん、27歳で女子高生ヒスちゃんを演じた女優さんの演技、存在感も光ります。


すごい作品です。

Disneyプラスで視聴しました。

予備知識なく視聴したい方は、予告編さえ見ない方が良いかも。