懐かし予備校シリーズ。
数十年前、僕が浪人時代、代ゼミでお世話になった潮田五郎先生のことを語りたいと思います。

調べたらもう亡くなっていました。
今から思えば、先生の授業にも大きな学びを得たように思います。感謝感謝です。
─────────────────
潮田先生には、僕の予備校時代のカリキュラムにあった「英文解釈」でお世話になりました。
その授業は、シンプルに言えば、「5〜10行程度の英文を、一回の授業で10〜15個くらい?ひたすら和訳する」

昔の参考書でいえば、伊藤和夫「英文解釈教室」、今の参考書でいえば、西きょうじ「ポレポレ」にあたる授業だったと思います。

それを毎週、1月くらい?までやっていました。
─────────────────
最初の授業のかすかな記憶。

まず予習やろうと、最初の英文を和訳しようと思ったら、難しすぎて全く歯がたたない。。
とにかく分からない英単語を辞書で調べて、無理矢理な日本語訳をして授業に臨みました。

潮田先生は当時、代ゼミの東大英語で有名だった人気講師でした。

教室に入ってきた潮田五郎先生は、横山ノックのような髪型で、声がとてもダンディーな、優しそうなおじさん。

一体どんな授業をするのだろう。。。

さて、全く歯が立たなかった、最初の問題の英訳。。
先生の流れるような講義が頭にスッと入ってくる。

おーー、そうやって訳すのか。。
すげー。。

知的好奇心を高めてくれるような授業の雰囲気と、流れるような美しい日本語訳に感動を覚えました。
授業受ける度に感動していました。。

そして、

和訳予習
→授業で確認し「へーなるほど」
→授業後、英文音読で頭に叩き込み

これを繰り返し、先生の美しい和訳をマネていったら、自分の英文和訳に自信が持てるようになりました。

先生が厳選された英文には、大学受験に必要な英文法、語彙、単語が詰まっていたのだと思います。
英語力アップのベースになった授業だったのかもしれません。。

先生の美しい日本語は、現国における記述にも役にたったように思います。

良い思い出です。