様々なバイトをしたが、とても奇妙な体験もした。

リブログ先の話は健全なもの。

今回のバイトの話は、???という体験の紹介です。

今だから言える話なのかな。。

確か大学一年生の時だったはず。。

さて、当時はスタバに代表される「カフェ」はなかったように思う。

それに類するバイト先としては「喫茶店」だった。


リクルート発行の雑誌の求人案内をみて、ある駅にある喫茶店に応募し面接を受けた。

家からも近くだったので採用されて嬉しかった。


そして初めて、そのバイト先に行った時、お店の店主から「挨拶して欲しい人がいる」と言われ、喫茶店の裏の方に誘導された。

その部屋は、そこそこ広い部屋で、大きなテーブルとソファ(いわゆる応接セット)があった。


「この人が社長です。警察のOBだから。」と、紹介されたその人は、すごく真面目そうな威厳のある人で、数十年経っても、その雰囲気をなぜか覚えている。


へー。そんな会社なんだ、、と。。警察OBね。

安心感をもった。

喫茶店の店主から「今日はこれで帰ってよいから。明日、夕方きて。」という話があったので帰路に着いた。


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そして翌日。

バイト先の喫茶店に行くと、「Masa君には別の仕事があるから」と言われた。え?別の仕事?


そして、前日に警察OBと言われた社長と挨拶した部屋に連れて行かれた。


何だろう。。


ドアを開けて入ると。。。。


なんと、そこには、テーブル型のゲーム機(インベーダーゲームで有名な、昔喫茶店によくあったゲーム機です。)が数十台(20台くらい?)並んでいた。


警察OBと言われた社長は不在。しかも、昨日あったはずのテーブルと応接セットは全て片付けられ、その代わりにゲーム機が並んでいるのだ。


は??


「Masa君は、このゲーム機で遊びに来る人達に、お酒、ジュース、お菓子を出すのが仕事」


え?


絶句していると、すぐに客がやってきて、ゲーム機で遊び始めた。


「ほら!水割り出して!」

は??こちらはまだ大学一年生。

お酒と水の適切な割合さえ分かっていない。

教えられて水割りを持っていくと、何とその客は、一万円札を束でもっていて、ゲーム機の中に、一万円を投入している。すげーー。何だこりゃ。

ゲーム機の画面を見ると、ポーカーだった。


えーーーー。ヤバい。。

ゲーム賭博という言葉自体、知らなかった大学一年生だった僕だったが、さすがにこの仕事のヤバさは分かったのだった。。


そうこうしている間に、客が何人も入ってきた。

みな万札を束でもっている。すごい世界だーー。

これ、もしかして◯◯ザ業界??ー。


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その日、なんとか働いた僕は、翌日「喫茶店」に、バイトを辞めることと、バイド代もいらない旨、電話をした。


そして、それから数日、その◯◯ザな人達から何かされるのではないかと戦々恐々な日々をしばらくおくった。

口止めの脅しなどもなく、何も起こらなかった。


いやーー。警察OBのこと含め、奇妙な体験でした。


今、過去のニュースの記事をみたら、ゲーム賭博で従業員が逮捕されたニュースとかあったから、あのまま働いていたら、シャレにならなかったなーーー

逮捕された従業員も僕のように経緯を知らず、働かされた人もいるかもだな。。


父母にも言ってません。