友人の何人かが「フェルメール展」に行った。素晴らしいと。
僕も行きたいと思って先日、上野に行った。
ただその時に、「東京国立博物館・マルセル・デュシャンと日本美術」が目に入った。
迷った挙句、こちらに行くことにした。

過去に「北斎とジャポニズム」という展覧会があった。とても感銘を受けた。
その名残もあり、西洋美術と日本美術との関わりをテーマにしたものには興味をそそられてしまう。
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マルセル・デュシャン。
実は僕は恥ずかしながら知らなかった。

なんと15歳から画家として注目された人だそうだ。そして25歳で画家としての活動は放棄。
その後の活動により、20世紀の美術に最も影響を与えた、現代美術の先駆けとなった、芸術家とのことだった。

画家時代では、キュビスムを基盤に制作した作品で名を馳せたそうだ。

この展覧会は写真撮影が許可されていたのでパチリ。

階段を降りる裸体 No.2 




連続した人物イメージを重ねることで「動き」を表現したとある。
ここに解説が掲載されているが、今までキュビスムってよく分からないな、、と感じていたが、この解説をみて、なるほど、と感じた。

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そして、その後、マルセル・デュシャンは「泉」のような問題作を発表していった。
芸術そのものの定義や考え方を問うような作品や取り組み。



そして、そうしたマルセル・デュシャンの作品の中にある芸術に対する考え方や美意識は、日本の美術、芸術にある考え方、美意識と共通性があるというのが、今回の展覧会のテーマとなっている。





知的好奇心をくすぐる刺激的な展覧会でした。。