大学受験生当時、代ゼミにはピカイチの講師の先生がいた。学校の先生には大きな思い出がないが、未だに代ゼミの先生には感謝しても仕切れない気持ちがある。
どの先生も、予備校講師人生に、命かけてます、という凄みがあった。当時の僕にとって、そのように真剣に「教える」ということに向き合っている先生達は初めてだったので衝撃を受けた。
しかも中身も知的好奇心を刺激する面白いもので、あっという間に時間が過ぎる充実した授業だった。
◯英語
青木義己先生
「いい!ここ一気に読むんだよ!」
と汗だくで僕らに訴える姿を思い出す。
潮田五郎先生
格調高い、意訳に何度唸らせられたことか。
なるほど、こうやって訳すのか!と。
中村稔先生
パンタロン、長髪、ダミ声、発音無茶苦茶。
しかし中村先生のハイクラス英語に挑み、
その難解さに慣れた後、英語力が上がった。
かなり個性的な先生だった。
音声がYouTube に出ていた。
芦川進一先生
丁寧で論理的な授業。温厚で誠実な先生で
とても好きだった。延長がすごかった。
鬼塚幹彦先生
この先生の授業もすごく論理的で、
英語の理解が進んだ。
◯現代国語
田村秀行先生
最も影響を受けた先生。
現代国語の読み方、解き方の根本的な考え方
を伝えてくれた。この先生の授業を数回
受けて偏差値が格段に上がった。
現代国語を超えて、物事を見る目を教えて
くれた気がする。今でも影響を受けている。
堀木博礼先生
さすが、と思わせる授業だった。
◯日本史
上杉允彦先生
テキストがシンプルだった。
キーワードのみ羅列してあって。
ところが勉強してみると、そのテキストの
凄さが入試直前になって分かった。
三浦五郎先生
温厚で丁寧な授業だった。