こんにちは。
黒木蘭です。
更新空いてしまいすみませんでした。



さて、今日は矢崎存美さんの
「食堂つばめ」です。



ネタバレを含みます。
まだお読みでない方はご注意ください。







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食堂つばめは店主のノエがなんでも作ってくれる不思議なお店。
ノエの得意料理は、思い出の味。
つばめは生と死の境目の街にある。
生と死の境目の街。
詳しいことは、何もわからない。

一つだけ確かなのは、
生と死の境の街にいる人には、生き返れる可能性がある、ということ。


もし今、自分が死んでしまったら…?
私なら、迷わず生き返る!、と思いますが、
実は、この街では、生きようとすることが最も難しいのです。
生きようとする方が正しいことは分かってる。
でも、死の門に吸い寄せられてしまう。
なぜなら、ここに迷い込んだ人は、
生きても死んでもいない状態…。
恐ろしいですね。
しかし、そんな生と死の境目の街にある食堂つばめでは、温かいおもてなしと、明るい人々が迎えてくれます。

食堂つばめの人々は、
迷い込んだ人に、
食べることを勧める。
食べることは、
生きること。

この世界の食べ物を食べれば、
生き返れる。




店主は、人間界を行き来するうちに
生前の記憶をなくしてしまったノエ。

生きているが
自由に生と死の境の街に行ける秀晴。

ノエの母親で、秀晴の曽祖母である
キク。


ノエの夫で秀晴の祖父であるりょうさん。



一癖も二癖もある人達だけれど、
みんなが、
生きることを願ってくれる。





臨死体験は怖いので体験したくないですが、
食堂つばめには行ってみたいです。
私だったら、
とっても昔の話なのですが(女子高生の昔っていつ?)
長崎県の玉屋さんの
サンドイッチが食べたいです。
とってもシンプルなのですが、
甘いマヨネーズが特徴で、
もう1度食べてみたいなと思います。


生き返った人々は、
食堂つばめのことを忘れてしまう。
はっきり覚えている人は、とても少ない、
でも、生と死の境の街での体験は、
きっと、記憶の片隅に残っていて。
その人の人生を、
そっと明るく照らすのです。






今日もありがとうございました!
食堂つばめ、いかがでしたか?
このシリーズが完結した時、
何だか寂しかったのを覚えています。
それでもきっと、
食堂つばめのみんなは
私たちが生きることを願ってくれている!
そう信じて明日も頑張ります。
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。