悲しみを踏み台にして、今日も明日も、若年性アルツハイマー型認知症患者と暮す日々。「生きる途上」にある病む人と介護する人との物語。
Amebaでブログを始めよう!


こんにちは。

肘井です。



また、1週間も空けてしまいました。

お宅の方は、いかがでしたでしょうか。



わが家なんですが、

右に傾くのは、若年性アルツハイマー特有なのでしょうか?


昨日は、夕食を食べながらです。

幸いなことに怪我などはなかったのですが、

お皿と箸を持ったまま、

お皿の中の食べ物もこぼして、

右側の床に倒れ込んでしまいました。


右に傾くことはいつものことなのですが、

こんなことは初めてでした。


食事にとても時間がかかってしまうので、

流しに立って、背を向けて、洗物を始めた矢先のことでした。


倒れ込んでも床に落ちないように、

隣に別の椅子を並べておくように、それ以来しています。


今後ひどくなるようなら、

何か手立てもいるようになるかと.....。

担当のケアマネさんに話してみようかな、考えているところです。




あれ以来、水を飲むように毎日努めているいのですが、

よく飲んで300mlの水と100mlのヤクルト1本です。


先日紹介しました本によると

一日1500mlを飲まなくてはいけないようなんです。

わが家の場合まだまだ工夫がいるようです。


ちなみに、私自身については、

その1500mlは十分に飲む事が出来ています。




また、この本によると、

「認知症の意識は眠っているときのように暗い」とあります。



認知症の脱水では、

物事への興味や関心=心的エネルギーが、

大きく失われて、ボーっとすることが多くなり、

状況を正しく「認知」できなくなるということです。



舞台になぞらえて説明すると、


「照明が明るいと、

ステージで何を演じているかよく分かる。

反対に暗いと、判然としない。

真っ暗になると、

上演しているかさえ分からなくなる。」



意識もこれと同じ。

意識が明るければ、「認知」がしっかりできる。

意識が暗いと、「認知」ができなくなる。



この意識の明るさ「覚醒水準」というそうです。


この覚醒水準が上がらないと

つまり、

意識が明るく目覚めていないと


自分の周りに起こっている出来事に対して

心的エネルギー(物事への興味や関心)

注ぐ事が出来ないと云うことです。




このように、認知症では、覚醒水準が下がっていて、

病む人の意識は、

眠っているときのように暗く、


わが家の主人の場合は、

もうほとんど眠ってばかりの状態になっています。

身の回りのことに、注ぐべき心的エネルギーがない。

だから寝るしかないのだと思います。


この主人の覚醒水準を少しでも明るくしたい。

周囲のことに心的エネルギーを注いでもらいたい。

つまり、

周囲の物事に興味・関心を持ってもらいたい。



そうすることで、介護も少しは楽に、

と云うか、スムーズにできるかな!!??



そのためには、水を飲まなくては.....。

1500ml飲まなくてはダメらしいです。



その方向に向かって、頑張っている所です。



===================

今日も、

ここまでお時間を割いて頂き、

         本当にありがとうございました。

===================