ΔxΔp>h 位置と運動量の不確定性
一般にはどのような測定にも排除できないh程度の作用が伴うからだといわれるが、実はそれは話しの半分でしかない。じつは位置も運動量も波で表現されることによる必然的結論なのだ。
位置が確定しているとは位置xにあるインパルスが特定されることを意味する。運動量が確定するとは波数一定の空間的に無限に広がる正弦波の波数が確定するということだ。ところがフーリエ展開によるとインパルスは無限に多くの波数の正弦波で構成される。
つまり位置が確定すると運動量が全く確定しないと言うことだ。逆に波数の決まった正弦波は無限に多くのインパルスで表現される。これは運動量が確定すれば位置は全く確定しないということだ。このような両極にある波を精一杯どちらも確定に近い状態にしようとしてもh程度の妥協点をうけいれざるを得ないということだ。
iPhoneからの投稿