今年最初のブックレビューです

『債権奪還』著者:高任和夫 出版社:講談社
銀行の早期退職で、サラリーマンを辞めた主人公高倉。奥さんは既に他界しており、一人娘も結婚。心機一転、引っ越しをし新しい生活を始めたのだが、酒浸りの生活になってしまう。
不動産会社の真壁や、小料理屋の女将容子さんと出会いそんな生活が少しずつ変わっていく。
会社の先輩から渡された本で、タイトルを見たら難しそうだったので読むのを放置してたの。。

読んでみたら、普通の小説ですぐに読み終わった!!
藤倉さんはサラリーマンをやめて、自由の身になったけど毎日怠惰に過ごしていたけど、糖尿病になって入院して以前の活力を取り戻した。
人はある程度不自由な中にいないと、生活できないのかな。
宝くじ2億円当たったら
絶対会社やめてやる

って友達同士で話するけど
たぶんやめないだろうなって心のどっかで思っちゃう。
幼稚園の頃からずーっと組織の中にいて
それを出ちゃうのって怖いなぁ。
あと単純に暇だと思う。
不思議だけどね。
いくつになっても
人生の再スタートはできるし、
何かを持っている人は
例え年を重ねていても
魅力的なんだと
この本を読んで思いました

主人公の藤倉さんはモテてるし
仕事を手伝ってもらうよう誘いを受けてたし



入院中にも関わらず

いくつになっても色褪せない人になりたいな
