昨日は、便秘について書かせてもらいました!

便秘ってどういう状態なの?便秘について知ろう!

 

 

今日は、便秘に使う漢方薬のご紹介をしたいと思います!

便秘に使う漢方薬はいくつかあるのですが、、、

 

便秘に使う便秘薬で有名なものは、大黄甘草湯です!

大黄甘草湯自体は有名ではないかもしれませんが、タケダ漢方便秘薬といえば聞いたことがあるのではないでしょうか?実は、タケダ漢方便秘薬は、大黄甘草湯にもとづいた漢方薬なんです!

 

大黄甘草湯は、名前の通り、大黄と甘草という2種類の生薬からできています。

大黄は、刺激性下剤の仲間です。

刺激性下剤の代表は、センナ、ビサコジルなどで、商品名は、プルゼニド、コーラックなどがあります。

ピンクの小粒、コーラック♪は有名ですね!

大黄とセンナはセンノシドという成分が共通していて、センノシドは瀉下作用(排便を促す作用)が強く、刺激性下剤として有名です。

大黄は、腸の神経を刺激して腸の運動を高め、排便を促します。お腹の弱い方は、使用するとお腹が痛くなる場合があります。

 

甘草は、甘い草と書きますが、実際にしょうゆやお菓子などの甘味料として使われています。漢方においても大切な生薬で、漢方エキス製剤の約7割に入っているんです!驚きですよね!

なぜ、そんなに漢方薬に甘草が使われているのかというと、甘草は各種の生薬の作用を緩和・調和してくれるからなんです。

 

大黄は刺激性下剤としての強い作用があるので、お腹の弱い方は、使用するとお腹が痛くなる場合があります。その大黄の作用を緩和・調和するために、大黄甘草湯には、甘草が配合されていると考えられます。

 

なので、大黄甘草湯は、刺激性下剤だけを使うよりは、作用が緩和されていると考えられます。

 

しかし、刺激性下剤である大黄が使われていることには変わりないので、大黄甘草湯を飲み始める際には、一日一包から飲み始めてみましょう♪