いやな記憶しか覚えていないもんなんかなあ。
お父さんとのいい思い出は正直あまりない。
仕事ですごく忙しかったし、いわゆる古い世代の考え方の人だから。
ママはとても大変だったと思う。ハードな仕事しながら、育児はほぼ一人でやっていたいs。
あの時の父は、殴ってやりたい。自分も。
いやな記憶の一つ。
父に怒られてる。なんでかは覚えてない。
まだ保育園の時だった。
父は脚で私の体ごと挟み、私がいくら泣き叫んでも、自分はテレビを見て笑いながら、話してくれない。
一体何をしたらそんなに怒られるのか、意味がわからない。
母は台所にいて、私は泣き叫びながら母に助けを求めていた。
母は少し心配そうな顔をしながらも、何もいえないような感じで無視された。
父に関するいちばん古い記憶はそれかもしれない。
怒られることに対する過剰な恐怖は今でも続いている。
アドラー心理学とか学んでいたくせに、本をたくさん読んでいるくせに、母に対する思いやりはなかったし、家族に対する責任もお金以外は果たしていなかった。少なくとも私はそう感じてしまう。
今は、大事に思っている。父は父で、必死に生きてきたことがわかるから。
この記憶や幼い頃の父の印象を思い出すと、その度にイライラするけど。