1990年代後半から2010年代初めまで乗っていたPorsche。
車は1990年式944S2。
総合カタログはあとから旧車カタログ店で購入しました。
前回の内容は、15年近く乗っていた(持っていた)944S2で気に入ったポイント。
1.1つ目、控えめながら、上品で迫力あるスタイル。
2.2つ目、ブレンボの対抗4ポッドの純正ブレーキ。
3.3つ目、座面の前後の上下も微細に調整できるレカロのフルパワーシート。
4.4つ目、6000回転以上回した時のクォーンと言うカムシャフト音。
5.5つ目、金庫のような?「ガキン」というドアの閉まる音。
6.6つ目、高速道路での巌(いわお)のような安定性。
7.7つ目、日本の高速道路で前走車がちゃんと走行車線に戻ってくれる快適性。
では、反対に15年近く所有した、1990年式、Porsche 944S2であまり好みではなかったポイントは、
好みでなかったポイント、
1.トランスアクセルの 50:50 のコーナリング時の重量バランス。
フロントエンジンとリアのミッションで重量はちょうど1:1。
いざ乗ってみると、コーナリング時の重量慣性の違和感を感じます。
最初は軽いボディーに比較して重いアルミエンジンのマスを感じて、アンダー気味に感じますが、
半分くらい回ったところで、リアの車重に慣性がかかって急にオーバーステアになります。
両端に重いものが付いている長い棒を振り回している感じです。
コーナーリング途中でアンダーからオーバーに唐突に変化するハンドリングがどうも最後まで慣れなかった。
2.トランスアクスルの長い棒の先についているようなシフトフィール。
トランスアクセルなのでミッションはリアデフに搭載されています。
フロントシートの斜め前についているシフトスティックですが、実際のミッションはリアアクセル。
フロントの運転席のすぐ斜め前にあるミッションから直接出ているシフト棒とは違って、シフトフィールに距離がある、というか、ダイレクトな感じが全くしないのです。
この感覚も15年経っても好きになれませんでした。
3.長足でないと操縦が難しいドイツ人向けのペダルとステアリングとシフトの位置配置。
手足が長いドイツ人、欧州人。もとよりドイツ人男性は身長が180cm以上の人が多いし、欧州人は身長が同じでも手足が10cm以上長いのです。
私はハンドルを握って少し腕が曲がり、ペダルを踏むときも十分膝が曲がり、リクライニングも立て気味の姿勢で運転します。
古代日本人的身長の私は、生まれて初めて自分の足が長くないのを呪いました(><)
15年近くも自分の車だったので慣れれば問題なく運転できるようにはなりましたが、やはり運転していて、危機管理として、いざという時の機敏なハンドリングに少しは影響が出た可能性はあったと思います。
4.ポルシェ製、水冷、3L、直列4気筒、DOHCエンジンの低回転での意外なトルクのなさ。
944は、924で揶揄されたようなAUDI製(VW製)エンジンではなく、ポルシェ製のエンジンでした。
世界一大きなボアストロークの4気筒エンジンで極太トルクですごく乗りやすい、と言われていますが、私にはそうは感じませんでした。
ターボ車ばかり乗り継いできたからかもしれません。
力強いトルクを感じるのはやはり4000回転以上からで、6000回転からはクォーンというカン高い音とともに猛烈に加速します。
逆に言えば、4000回転以下では美味しい所が使えないエンジン。
日本の一般道ではほぼ美味しいところが使えません。
高速でも常に4000-5000回転以上を回しまくるシチュエーションは加速の時くらいしかないのです。
5.空いた高速道路でしか楽しめないドイツの本格的スポーツカー
空いた高速道路で感じる巌(いわお)のような高速安定性、スタビリティー。
速度が高くなればなるほど素晴らしく安定します。
低速でも高速でも感じる普通の車とは段違いの素晴らしいブレーキフィール。
見た目は比較的地味でも、やはりスーパーカーレベルの高速スポーツ走行に特化した車だと感じます。
反対に、日本の一般道や混んだ高速道路を走るとストレスが溜まります。
単に乗りにくい操作が重い車。
車自体が「もっと速く走ろうよ」と言ってきますが、そんな場所がありません。
20年ほど前、夜遅く残業した勤務から混んだ電車に乗って自宅に帰り、気分転換にドライブしようと真夜中の街中に出てみますが、人も車もいない郊外の道路でもやはりこの車の状況には合っていません。
仕方なく国立府中インターや都内から首都高に乗って意味もなくひとっ走りして帰ったこともありました。
それでも首都高でもアウトバーンやバーデンブッテンバーグの郊外の道とは全然違い、ダメなんです。
やはり日本で乗る車ではないと思いました。
ドイツの高速専用スポーツカー。
ドイツをはじめ欧州各地で35年、20万キロ走った私の感想でした。
(この車も私が通っていたBoeblingenのBBナンバーです。)
素晴らしい本物のスポーツカー、ポルシェ944S2。
15年近く所有していて、2万キロも乗りませんでしたが、その世界の片鱗でも垣間見れたのは車好きとしていい経験になったと思いました。
できれば私が30年通っていたStuttgartの周辺のアウトバーンで乗りたかったな(^^)

























































































