現住所に引っ越す際に2回断捨離してまだ残していたパンフレット。
BMW傘下だった英国ROVER社のMGF(1995-2002年、後継車のTF 2002-05年)。
英国で最初で最後の量産大衆車のミッドシップカーでした。
当時、おそらく最後の英国車、英国量産スポーツカーになるだろうと思い、購入しようかと本気で悩みました。
スタイルも内装も魅力的な1台。
英国車で、しかも軽量ミッドシップオープン。
1994年、BMWが、HONDAが10数年技術援助した英国ROVER社を買収しました。
BMW傘下になったローバーが開発した車がローバー75とMGF。
美しくスタイリッシュなスタイル。
ミッドシップ、L4、DOHC、1.8L、120馬力、VVT145馬力、1090Kg。
シンプルで機能的な内装。
軽量級ミッドシップの軽快さは、トヨタMR-Sの購入を検討した試乗でその軽快さ、素晴らしさに感動しました。
マツダのNA、NBロードスターも軽快でコーナリングが楽しい車ですが、MRのMR-Sはそれにもましてハンドリングが軽快。
今までで一番楽しいコーナリングの車でした。
その経験があっておしゃれでシックで軽快なMGFを所有してみたいと思いました。
これはオースチンのメトロ。
フロントグリルは後期型です。
リアがちょっと変わった感じで空いています。
ドアはピザ配達のステッカーだそうです。
実はメトロを使ったMGFの開発実験車だったそうです。
私がMGFを買わなかった一番大きな理由は、足回りがADO16やメトロと同じハイドロなこと。
昔、英国でMGメトロターボに乗っていたのですが、ハイドロの足は古くなるとすぐに液漏れするし乗り味も好きじゃない。
液漏れしたら液漏れしたほうの車高が下がる、まっすぐ走らない。液を補填するのにも左右前後均等の高さに調節するのが大変。
私が乗っていたのはまさにこの年式とこのカラーと同じ仕様。
ハイドロの足が数か月で液漏れし、毎回毎回苦労しました(^^)
どうして何十年も前のメンテに手間がかかる足回りをわざわざ1990年代後半の最新の車に得意げに?採用したのか。
オースチンローバーの経営層やエンジニアは自車の欠陥を理解していないのだろうか・・?
2000年にBMWが買収したROVER社が破綻し、元経営層の英国人たちがMBOでわずか10ドルでROVER社を譲り受けました。
BMWはMINIのブランドだけを保持し、ランドローバー、レンジローバー、ジャガーのブランドは売り飛ばし、残りを英国のフェニックスコンソーシアムが10ポンドで貰い受けました。
MGFはそのまま2002年まで製造され、2004年からはエンジンをパワーアップして足回りを通常のショックアブソーバーに改良したMGTFを発売しました。
エンジンパワーアップ、故障しまくりのハイドロではなく普通のショックアブソーバー。
これぞ欲しいスペックの車でしたが・・
ルフトトレーディングが輸入した日本仕様は豪華で素敵でした。
しかし、あのBMWがタダ同然で放り投げたローバーが、おなじ英国人の経営陣でまともに経営できると思わない。
ちょっと信用できない経営と会社で製品の信頼性も疑問。
結局MGローバー社は5年後に倒産し、補助金詐欺やら経営陣の愛人の中国人を秘書と言うことにして給与を支払っていたり、インドの格安車を輸入してバッジをつけて2倍の値段で売ったり、予想通りの最悪の結果でした。
英国の多くの企業は政府の補助金だけで生き残っていることが多いのですが、まさにその典型で、さすがにこの悪質具合に政府の援助はなく倒産して複数の中国企業に売り渡されました。
英国国民の税金を食い物にして経営幹部は贅沢三昧をし、結局国民の税金を食いつぶしたMGローバーのフェニックスコンソーシアム。
最悪の英国自動車産業の終焉でした。
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結局私は買えませんでしたが、そういう会社の経緯には関係なく、MGF、MGTF、は英国で最初で最後の素敵な量産大衆車のミッドシップスポーツカー。
オーナーの方々には大切にしてほしいです(^^)



























































































