「リーダーの仮面」

識学による組織マネジメントの本。

他の本ではオススメされていたり、近年流行っていたりする点を全くダメと言い切っているところに驚いた。

例えば、360度評価や1on1。360度評価は、上司を部下が正しく評価はできない。それは、無責任な感想でしかない。なるほど。

1on1は、この本で出てくるポイント5つの内の1つ。『位置』にひっかっかってくるからとのこと。

面白いし、かなり仕事にコミットした組織でないと通用しなさそうと感じた。または、こちらの組織マネジメントを実施するから仕事にコミット出来るのか。


以下がこの本で言われている大事な5つのポイント。自身の上司がこれが出来ているかという視点で接したら新たな発見が出来そうで楽しみ。


ポイント1 『ルール』

 →言語化したルールを作る。それは、部下が誰でも守れるルールであるべき。ルールには2つ。「行動のルール」と「姿勢のルール」がある。

「姿勢のルール」の例は、会議の3分前には着席など。

・主語は私(上司)で発信。

・全員が見られるようにすること。

・誰が何をいつまでにやるかを明確にする。

ルールがしっかり設定されていれば、気遣いでやる仕事がなくなる。(!これ日系企業あるあるっぽそうと思った!)


ポイント2 『位置』

 →対等ではなく、上下の立場からコミュニケーションする。

リーダーはお願いはするな。リーダーは、言い切ること。〇〇をまとめてください。

ストレスのないほうれんそうをすること。

部下からの報告に対して、事実のみに反応して対応する。

例えば、「達成ですね。お疲れ様でした。」または「未達ですね。次からどうしますか?」

飲みニケーションは、終了。業務中に指摘すべきことは業務中に指摘する。(私的には、飲みニケーションが終了って断言が羨ましい!)


ポイント3 「利益」

 →人間的な魅力ではなく、利益の有無で人を動かす。

人は「自分に利益がるかどうか」で動く。本当についていきたいと思われるリーダーは?「利益をもたらしてくれる人」

部下のタテマエを本音にとらない。

副業や会社をうまく利用して個人のスキルアップをしようという風潮があるが、「会社にうまく使われる」ことを意識した方が成長が早い。

集団のルールの中で、個人が自分らしさを発揮する。あくまでも「集団の利益アップ」→「個人の利益アップ」

個の力、個の存在だけで生き抜いていける人は、ごくわずか。会社で評価されない人が社会から評価されることは滅多にない。

常に「私は、集団の利益アップのために、どんな貢献ができているだろう?」と考える。

個人の目標は、いまできることの「少し上」に設定すべき(この目標設定がいつも難しい……少しじゃない気がする)


ポイント4 「結果」

 →プロセスの評価をするのではなく、結果だけをみる。

リーダーはプロセスを評価してはいけない(別のビジネス書では、プロセスを評価するように書いてあるものもあるので、びっくり!)

目標の設定をしたら、その期限が来るまではリーダーから確認をしてはダメ!

部下・課長・部長の三層すべて参加の会議は禁止。360度評価はダメ!


ポイント5 「成長」

 →目の前の成果ではなく、未来の成長を選ぶ。

部下の「結果」報告と上司のその結果に対する「評価」のギャップを埋めていく。

健全な競争の下では、勝手に成長せざるを得ない状況になる。

そもそも人間の能力にそこまでの差はない。どんどん人間の限界値に集約される。

部下にチャレンジを指示するときは、あなた(リーダー)自身が責任を同時に引き受ける。

部下は誰ひとりとして見捨ててはならない。

雇ったからには、「社員の人生」に責任を持つ→「稼ぐ力を身に付けさせてあげる」