これまでの人生、子供を産むことが大きな目標だった。その為に、我慢してきたこともあった。
健康体でいなければならない、出産育児で働けなくなった時のためにお金を貯めておかなければならない、異性に気に入られなければならない、などと気を張っていた。

2人産んで少し楽になった。
なので、アラフォーの今、人生の第二幕の様な気がしている。第二幕では子供を成人させるのが目標のつもり。

目標が変わると生活が変わる。
クローゼットの中、人間関係、習慣。これまで必要だと思って集めてきた物の上に、これから必要な物を更に重ねて過ごすことなんてできない。

新しい物を取り入れる時に、古い物を手離すことが必要になってくる。






本の概要

50歳から「捨てる」を9年続けてきてわかったこと。いろいろなものを手放して、第二幕へ―。 

著者は59歳の整理収納アドバイザーで、片付けブロガー。障がいのある息子を亡くしたことをきっかけに家じゅうの片付けに取り組む。

「家が散らかっているのは誰のせい?」
「片付かないけど、手のかかる息子がいるから仕方ない」

でも、片付かないのはすべて自分自身の問題だったのかもしれない。散らかった部屋はまるで私の頭の中のよう…。たくさんのものに囲まれた家で、そう気づいたのは50歳のとき。

このときからものを捨て続けて9年。その結果、60歳を手前に暮らしを楽しむ余裕が生まれました。

探しものがなくなる、同じものを買わなくてすむ、つまずいて転ばない、脚立に上がって上からものを取り出さなくてすむ、家事がはかどる、自分に自信をもつことができる、気づけば自己肯定感もアップ…! この先、自分の体が動きにくくなっていくなら、今動けるうちに片付けておいたほうがいい! 

これは、59歳の著者がこの先を見据えて、変えたり、やめたり、捨てたりしてきたものの記録。ブログでも反響のあったテーマやシニア手前でやっておいてよかったこと、今だからできたこと、今でなければできなかったことが綴られています。

捨てることが苦手な方、片付けることがおっくうな方、今のうちに家をなんとかしておきたい方に知っておいていただきたい情報ばかりです。