私は小学二年生の頃、親の転勤で小学校を転校しました。当時の私は新しい学校生活に期待に胸を膨らませていたのですが…。


転校先で一番初めにできた友達は少し変わった子でした。その子は学年で一番の美少女で、賢く、スポーツもできて家もお金持ちで大変モテていたんです。だから転校初日に声をかけてもらえたときは思わずドキッとしました。


「あなたが転校生?私はリン(仮名)よろしくね!」


そう微笑んだ天使のような笑顔は未だに脳裏に焼き付いています。


それから私達はとても仲良くなりました。昼休みもずっと一緒にいたし、放課後も沢山遊びました。リンちゃんが仲良くしている男の子とも打ち解けることができ、3人でよく遊んでいました。

しかし一緒に過ごしていくうちにあれ?と思うことが増えていったんです。


1つ目は彼女の意見には絶対服従というルールがあること。例えば鬼ごっこをするとき足の遅い私はいつも鬼をやらされていました。もう鬼は嫌だよと意見してもブチギレられるので話し合いはできません。


2つ目は言うことを聞かないと暴力を振るってくるということです。例えば私が他の友達と遊びたいというとその子は激怒します。 


「もうアヒルとは遊ばないから!好きにすれば?」


という感じに…。そして大人のいないところで暴力を振るってくるんです。具体的には体中を抓られました。しかも腕や足など見えるところではなく、お腹や背中など服で隠れるところです。

気弱で自己主張ができない私はいつも体中につねられた跡がありました。当時は先生とか親とかにそれを言えなかったんですね…。恥ずかしいというか。


それからその子は親のお金をこっそり盗んでゲームを買ったり、頭がいいので嘘もとても上手でした。夏休み明けにはクラスメイトに、海外旅行にいったと自慢をしたり、影で太った女の子を虐めたりしていました。しかし成績優秀でかわいくて何でもできる彼女はいつもクラスの人気者でした。クラスで一番イケメンな男の子も彼女が好きでした。


一方私は、日々エスカレートしていく暴力と支配に耐え続けたわけですが、そんなある日転機が訪れます。


そう、彼女が転校することになったのです。


本当に嬉しくて嬉しくて仕方なかったのを今でも覚えてます。彼女がいなくなってからはとても平穏な日々でした。遊びたい子といつでも遊べるし痛い思いをしなくてもいい。

 

しかし、この出来事があって私は尚更自己主張ができなくなりました。


この記事で伝えたいことは、いじめられている子や私のような思いをしている子がもしいたらはやめに周囲の大人に知らせてほしいということです。

そしてガチでやばいやつはいるから見つけたら離れろ!



アヒル